こんばんは新月

先週末から少し体調を崩してましたがもう大丈夫です。

長年、毎日毎日ダンスで体のリズムを作って来ているので少しでも動けない日があると、とても気持ち悪く感じてしまいます。

今から思うと20年間もよく、大きなブランクや病気もなくやってこれたなあと思いますね。

何事も健康と体力は必要です。

普段の体調管理も大切にせねば!


さて、本日ロンドンではUK選手権がいよいよ開催されました。


新しい年度の初めての試合がこの試合となります。

このあと、スクリブナーが大阪であり、そしてスーパージャパンセグエと続く大きな大会。

ここでいい成績をとって、勢い付けたい所です。

私達が初めてライジングスターのセミファイナルに進めたのがこの大会でした。

四年連続のセミファイナル…叫び

当時は日本人で私達だけ一組という事が自信となりましたが、今から思うと何でファイナルじゃないんねん!という事です(笑)

確か5人ファイナルで次点の6位(3人)というのもありました。確かあの時は現日本チャンピオンの庄司カップルが4位で前田組が5位でしたね。

セミファイナルに残ったカップルはこのフロアの舞台裏に呼ばれます。


そして各々の背番号を見せに行き、直接yesかnoの返事を貰います。

正に天国か地獄とはこの事です。

日本人一人でそこまで勝ち残った時は嬉しさもあったのであんまり覚えていませんが、日本人3組で、私達だけがnoと言われたときは、流石にショックでした。


今お風呂に入りながら、どうやって若い人達の力になってあげられるのか考えていたのですが、よく日本人魂を見せたガッツのある踊りを!というのはよく耳にします。

僕も実際日本人でもやれるところを外人に見せつけてやりたいとは常々思ってましたが、今から思うとすいすい、あれよあれよと残れた時というのは、一言で言うと、音楽に溶け込んでいたと言うことだと思います。

無理な力を使わず、ルーティン通りでなくても回りがよく見え、とにかく音楽がよく聞こえ、自分達がダンスをエンジョイしていたということ。

そこに勝ちたい、残りたいと言う欲というものは余り無かったと思います。

結局ある方に勢いのあるときに一気に行かないとダメだよと言われ、確かにその通りになってしいましたが…。

年を重ねるに連れて、今年は何処まで行きたいとか、この辺までは行けるかな?とか余計な雑念が入り出した途端にダメになってしまいました。

そこからまた盛り返すには、頭の中の精神構造を一からガラッと変えなければなりませんでした。

まあ、コンペと言うものは正に戦争です。日本人の誰に勝った、負けたではなく、外人に打ち勝ってこそだと思います。

僕は1度もあの舞台の階段を降りる事は出来ませんでしたが、あれが現役生活最後の夢でした。


ブラックプールのウィンターガーデンもそうだし、ロイヤルアルバートホールのあの赤色のフロアもそうだし…

このボンマスのフロアにもエネルギーが溢れかえってると思います。

いざ、試合となればやるか、やられるか。

最高のパフォーマンスをして貰いたいと思います。

自分も頑張る!!

末富崇仁