緩和ケア と聞くと、

終末医療かと少し驚いてしまった。


主治医は、


うちの病院には便利な科があって、

痛みに特化してるところだから、

sueさんの場合、喘息もあって飲める薬も限られているし、今後はそちらとも相談してもらったほうがいいと思う


と説明してくださった。


服が当たっても痛いし、子泣きじじいがやってくるし、睡眠もなかなか難しいから、これがどうにかなるならと、藁にでもすがりたかった。


そして、緩和ケアの診察入れたからって言われた当日。

あれ?何時にどこって言われてないけど。。。と思ってたら、日中、うとうとっと仕掛けたタイミングで、緩和ケアのドクターがいらしてくださった。

(おお、待合で待たなくて済むなんて、なんてありがたい!!!)


まだ若いドクターは、ゆったりとした口調で

私の話を傾聴してくださって、痛みのこと、不安なこと、困ってること、退院後のこと。。。


本来なら、今日あたり退院してもいいくらいだし、同じ術式のかたで、私よりあとに入院してきたルーミーは、すでに退院が決まっていたし、彼女よりも私のほうができないことも多い。

うちに帰っても、頭さえ洗えない、荷物も持てない。歩くのも振動で痛くてたまらない。

全く希望がもてない。

退院させられても、日々の生活に困る。

今追い出されたら、本当に困る。


最後は泣きながら吐き出した不安な気持ちを、ゆったりと聞いてくださって、


今はもう手術という1番大きな波は乗り越えたから、あとはその波に乗って、波に体を委ねていくしかない。痛みは、急激によくなるとか、突然消えることはなく、日にち薬で徐々によくなっていきます。大丈夫。


と、穏やかな口調で言い聞かせてくださった。


そして、新しい薬の副作用については慣れてくること、そうしたら、容量を増やすことができるから、さらに痛みは軽減することもありえると。眠れないのはよくないから、眠剤を出してくださることに。


喘息の薬に、痛み止めに、眠剤に

どんどん飲む薬が多くて、本当に病人なんだなーと。


そして、副師長さんと退院について話をすることになっていたのだけど、

副師長さんは、なんと、わたしが、この看護師さん、カッコいいな、仕事できるな!!って思っていた人だった。

退院は、薬も変わったところだし、緩和ケアも始まったから、ひとまず痛みのコントロールできるまではということで、落ち着いた。。。

よかった。。。