陰圧の機械を外されて、痛みでエビゾリしたあと、

こわすぎて、ガーゼを剥がしてまで確認する勇気もなく。


他のドクターや、看護師さんが確認してても

手元で隠れて見えないし、

自分の身体だけど、気持ち悪いとか思ったり

愛せなかったらどうしようと不安だった。


私の胸が、焼け野原 と説明してくださった

美人ドクターが、ちょっとニヤニヤしながら

結構グロいけど、見た?とおっしゃるので

まだ見てないと答えたら、見たい?と見せてくださった。


皮膚は、切り取った皮膚をメッシュ状にしてると説明はもともとされていて、意味がわからなかったのだけど、実際に自分の術後を見たら、

なるほどねと思った。


メッシュの下は、肉肉しいから、透けて見えててかなりグロいけど、大丈夫だからって言ってたけど、


うん、チェリーパイ🍒みたい!


気持ち悪いとかそういう感覚はなかった。

巾着みたいに絞ってつけてるというのもようやく意味がわかったし、ギョウザとか焼売のようなヒダヒダ感が、よりチェリーパイ感を増していた。


そのうち自分で洗浄して、自分で軟膏塗らないとと聞いてたから、安心した。

でも、触ったらどんな感覚なのかは、おっかなびっくり。。。


看護師さんと一緒に軟膏塗る練習をした。

爪引っ掛けて、破いたりとか、なにか事故が起きたらこわいから、そこでみててね!と

1人でトイレに行けない、5歳児のような発言をし。。。


触ってみると、移植したところはほぼ感覚がない。ヒダヒダのところは痛いところもある。

ヒダヒダのまわりは、激痛が走るところもあれば、痺れて感覚がないところも。


なんとも不思議な感覚。


自分では見えにくいので、なんともブサイクな顔してたと思う(笑) 軟膏がたらなさそうなところを教えてもらって、塗り足す。


洗浄は、シャワーは直接当ててはダメと言われるけど、もちろん、がんセンターのシャワーは、武器になりかねないくらいの強さなので、差額ベッドでもらったカップにお湯を入れて、かけ湯をしていた。


久しぶりの全身シャワーは、とにかく気持ちよかった。。。


無口な形成外科医の夕方の回診で、やっぱり自分で見れたか聞かれたときに、チェリーパイみたい!って答えたら、すっごい笑ってて、そんな顔もできるんじゃんと思った。


で、退院について聞いたら、まただまってしまい

来週をめどに考えてればいい?と聞いたら、いいんじゃない?との答え。


来週には痛みも少しは落ち着くのかしら。。

このまま退院しても、生活できる自信がまったくなかった。