ちょっと眠くなるお薬いれますねーといわれて、数を逆から数えるのかな なんて期待していた


次の瞬間、男性に名前を呼ばれてた。

お名前教えてくださいと。

答えると、今は手術は無事に終わって回復室ですよと。気持ち悪くないですか?

よくわからなかったけど、聞かれた瞬間、世界が回り始めた。

あ、目が回ってます。。。気持ち悪いです。

吐き気止めをいれてもらったら、少しおさまった。

今何時ですか?ときいて、夕方であることがわかった。

手にはナースコールを握らされていて、足にはなにか管が這っている感覚があった。


すぐ近くの男性が、トイレに行きたいです!と訴えていて、おしっこは管がついてるから!!と何度も強く言われてたのがおかしかった。


ウトウトして、また気持ち悪くなってナースコールを押したけど、しばらく誰も来てくれなくて、また押した。

誰かがそばにいてくれると安心する。


安定したから、病室戻りますねーと、ベッドのまま病室に戻されるのも、なんか、初めてのことで、ワクワクしていた(笑)


担当医がついていてくださったので、腫瘍はどのくらいの大きさだったんですか?ってきいたら、

あ、それきいちゃいますか?といわれたので、

知りたいですと答えたら

2.6キロです。と。

あっ、私は、大きさを聞いたんだけど、重さで答えてくださったのね。。。

ま、いっか。でかいな。それだけ体重軽くなったのかぁなんて呑気に考えていた。


病室に戻ると、看護師さんたちがテキパキ。

左手にはナースコール、右手は、痛み止めの麻薬のスイッチを握らされた。

とりあえず、必要なものは?と聞かれて、隠したカギの在り処を教えて携帯を取ってもらって、


無事終了


とだけ、家族や親しいひとになんとか送った。

そのあと、ブンブンブンブン携帯鳴ってたけど、右手は点滴が2本入ってるし、手の甲に刺さってるから、打ちにくいよりも、携帯を持てない。左手はものすごい痛くてほとんど動かない。

とりあえず、みんなが心配してくれてるのはわかった。

次第に充電が切れて、携帯も動かなくなった。


喉がからからで、口の中もカピカピだけど、

スポンジで湿らせるとか、

それもちょっと嫌だなと思っているうちに、お水飲んで良くなった。


看護師さんに飲ませてもらったお水の美味しかったこと!!

でもそのあとは、ここに置いておくから飲んでねと放置だった(笑)


左手が痛すぎて、指も曲がらないし、何が起きてるのか見てみたら、クリームパンみたいに腫れ上がっていた。

とにかく手が痛くて、手術したところよりも手が痛くて気になった。


主治医が来てくれたので、手が痛いです。と見せたら、右手も見せてと。比べて あー、ほんとだねって、いや、比べなくても明らかにおかしいでしょ!って喉まででかかったけど!!!


腫瘍が鎖骨下の静脈に触れてたから、静脈も取らなきゃいけなかったから、それでかもしれない。幸い、脇のリンパは一つしか取らないで済んでるから、そこまでの影響はないはずだから、ちょっと腕を高くしておこうと、タオルを重ねて置いてくれた。


主治医の冷たい手がとても気持ちよかった。