蝉と舞台とミンミンミン | 末野卓磨オフィシャルブログ Powered by Ameba
たいした内容じゃない、呟きみたいなブログ









いつも通り、ぶつぶつと呟きみたいな文の羅列










トイレからでも、飲みながらでも、TV見ながらでも、今日も目を通してくれて、ありがとうございます。











今朝のこと



家の近くの横断歩道、信号待ちの足元には命を燃やし尽くした蝉がいた










夏の終わり、命の終わり










俺も、蝉の様にこの夏に鳴きまくって
、その辺の足元に落ちててもおかしくない












が、やはり、蝉より一生が長いから、今日も生きている。










そして今日も、舞台で本番でミンミン言う為に稽古、稽古。








蝉の命、一夏の命










(蝉は何故生まれてきたのだろう?)








短い命は、体感にしたら長いのかもな








アクセルワールド的な、精神と時の部屋みたいな、子供の頃は一日が長く感じていた様な










舞台って、気がついたらそんな感じ










稽古してる時、本番をしてる時、その瞬間は色濃く記憶に刻まれて








終わってから、ふと振り返ると、ひとつ前の舞台も何年も前の事のように、共に過ごした仲間も、何年も前から知り合いだったかの様に感じてる










きっと、加速してるんだな。









役って、蝉の様に生まれて、本番でミンミン言って、燃え尽きて、命を終える











(じゃぁ、何故生まれてきたのか?)









何故、役を演じたいのか、それはこうだったらいいなぁって事しか言えないけど









蝉が短い命を燃やし、燃やし尽くして、新しい命を生む











自分が演じた役が命を燃やし尽くして、新しい命を生む








その、新しい命ってのは、





感情、感覚、笑顔、元気、勇気…






生まれた命は幼虫になり土に潜る、見てくれた人の心、そして、自分の心







それが羽化して、成虫になって、またミンミン言って、また新しい命を生んでいく










だから、一人でミンミン言っても新しい命は生まないからさ、








一人じゃダメなんだ







本番を終える度に、新しい命を生んで、その幼虫が土に潜っていかなきゃ









ミンミン言って結び付く相手を、結び付く感情を見つけて、新たな命を…














あ、






蝉の命って短いって言われてるでしょ?










実は昆虫界では長寿なんだよ。





知ってた?







幼虫になって、土に潜って、そこで長いやつは10年以上も過ごしてるんだって。






成虫になって、一週間~一ヶ月近く生きるやつもいるんだって。






このへんも舞台と似てるなぁ








なんて。






稽古が幼虫で、本番が成虫







今度はどんな蝉でしょ











明日も稽古でミンミンミン音譜









ミンミン






ミンミン











今夜も一人でミンミンミン音譜









おやすミンなさい。










☆末野卓磨☆