プロレスラージャンボ鶴田さんの命日。5月13日。もう日をまたぎましたが、そんなになるかという思いですね。2000年ですからもう20年以上(´・_・`)


私はプロレス大好き人間なのでジャンボさんも好きなレスラーでした。


プロレスを見出しだ少年期。金曜8時、タイガーマスクやアントニオ猪木、ハルクホーガン、藤波辰巳、長州力…。新日本プロレスが週末の夜の楽しみでした。


私は剣道をやってて土日は稽古があり土曜日は学校が半日で終わり、昼ご飯を食べに1回家に帰ってから剣道を習いに行ってました。稽古の後、少し遊んで帰るとちょうど全日本プロレス中継がやってました。

新日本と違い、体格の良い外国人選手が多くそんな中でジャンボ鶴田さんや天龍源一郎さんが日本人で戦ってる。ジャイアント馬場さんはちょっと全盛期を過ぎてある感じで鶴田さんが日本人のエースとして戦ってるのを見てた感じでしたね。

ただ同じプロレスでも日本人対決が多い新日本の方が子どもながら面白く感じてたのは事実で遅くまで遊んで帰ると終わってたりもして、そこまで熱くはなってなかったなぁと今思い返します。


それから土曜の19時台に放送になって見てましたが、よく言われる60分フルタイム闘った長州力戦は何かで見損なったし、ブルーザーブロディさんやテリーゴディさん、スタンハンセンさんらとはインターとかタイトル掛けて闘っても両者リングアウト決着とか消化不良な凡戦に近い試合も多く(失礼)「ん~っ」って感じだったけど、長州さんらジャパンプロレス勢がいなくなってからか天龍革命になって龍原砲と輪島さんと組んで闘ったり、谷津さんとの五輪コンビでバチバチやり合うようになってからジャンボさんの強さと凄さを感じるようになりました。

あの当時6人タッグとか毎回20分を超える激闘を繰り広げてた全日本。団体自体が活気づき面白くなったようなのもありました。


天龍さんが鶴田さんにいい加減起きろ!みたいに挑発してけしかけて眠れる獅子を起こしたような。火をつけた天龍さんも凄いし。


鶴龍コンビって今考えたら強い2人が組んでメチャクチャ最強なコンビやんって思うけど、あの当時見ててもそんなに強さを感じなかった。

でもライバルというアングルになって向き合って闘った時にバチバチになってタッグもだけどシングルなんかは本気で憎み合ってる?!くらい2人の闘志が激突しスパークしたような感じでテレビ見ててもどっちが勝つのか手に汗握って見てました。


その後の三沢光晴さん川田利明さんら決起軍との闘いでは恐ろしいくらい格の違いの強さを見せつけたジャンボさん。ジャンボ鶴田最強説はこの頃の強さ、凄さのインパクトが強いから未だに言われるんだと思いますね(^_^)

菊地選手とか大丈夫?くらい技やられてたし。だから三沢さんがシングルで鶴田さん越えした時は衝撃的でしたね。あの怪物が敗れたと。

その後も強さを見せつけてたジャンボさん。


AWAも獲ったバックドロップホールド。鶴田さんのバックドロップはきれいだった。

バックドロップっていうと後藤達俊さん、森嶋猛さん、今だと神谷英慶さんとか凄いし、バックドロップホールドだと永田裕志さんや諏訪魔さんとかいるけどジャンボさんのはまたきれいだったと印象に残ってますね。ジャンピングニーとか拷問コブラとか、ここいちばんで見せたドロップキック。驚異的なスタミナもだけど多彩で威力ある技の数々。キレたら恐いとこも魅力でした。


ただ後で知ったけど鶴田さんが肝臓に疾患があったと。随分前からであの激闘をやってのけてたのが身体に負担をかけてたんだなぁと(´・_・`)


90年代になると学校や仕事が忙しくなり86年位から買ってた週プロ、ゴングも雑誌買うまでの熱も下がってしまい深夜になったテレビ中継をビデオに録っておいて見る位になっていきました。

今みたくネットもないから見損なった好カードなんかも沢山あったんだろうな。今考えると。


四天王プロレスが熱く新日本より面白くなったけど鶴田さんの姿は見なくなった。久しぶり見たのは前座で6人タッグに参加してるのを見て「あれ」って感じで。情報がなかったから何でかなくらいで。


ジャイアント馬場さんが1999年に亡くなる衝撃のニュース。その1年後、まさかジャンボ鶴田さんが亡くなるとは本当にビックリしたの今も覚えてます。海外での移植手術で大量出血でですか。あまりにもです。。もし鶴田さんが手術成功され今もおられたら、プロレス界にどんだけ関わってあったかわかりませんが今のプロレス界とはまた違った姿になってたかもしれないなと思ってしまいます。プロレスを引退された後の生き方の事とかしっかり考え行動されてた鶴田さんだから。


プロレスファンは100人に100人が夢の対決って頭に思い描くと思います。実現しないからこそ夢の、ですが昨今いろんな団体の垣根なく凄いカードが実現しまくってる現状を見ると馬場さん猪木さんの確執があったから実現しなかったけど、やはりあの日あの時もしあのレスラーとあのレスラーが闘っていたなら…と未練がましく思ってしまう自分がいます。


ジャンボ鶴田 vs 藤波辰爾

ジャンボ鶴田 vs 前田日明

ジャンボ鶴田 vs アントニオ猪木


アマレスでも実績残した鶴田さんだから新日本のグランドとかにもきっちり対応するだろうし藤波さんとのエース対決は馬場猪木代理対決みたいだし、前田さんのキックをどう受け止めるかスープレックスも得意同士どう展開するかとか、猪木さんとは馬場さんの弟子って事でどんな闘いになるのか興味深いし。

夢の対決は妄想で楽しむしかありませんが。


今、全日本プロレスには安齊勇馬選手という鶴田さんに近いような未来感とポテンシャルあるプロレスラーが現れ三冠王者にもなった。若く強くてファンサービスもある選手揃いの新時代の全日本プロレスもまた楽しい。鶴田さんが生きてあったらどう見られてるかなぁ。多分ウンウンとあの温和な目のないニコニコした表情で見つめてあったような気がします。


偉大なプロレスラージャンボ鶴田さんの命日。

あの入場テーマ曲とツルタ、オー!ツルタ、オー!のファンの歓声が目をつぶればありありと思い出せます。コーナーに立って腕を上げての「オーっ」。ダチョウ倶楽部の肥後さんやビビる大木さんが真似したりするのも昭和プロレスファンには嬉しいもの。

忘れないことが供養っていうけど、世界のジャンボ鶴田さんを忘れることは生きてる間は絶対ないです。