これは、昨日の写真ですが
JR国立駅の今の様子です。



私は、生まれたのも育ったのもこの町です。
祖父の代に引っ越してきたので
父は子供の頃の最初は違う町で育ち、
子供の頃の途中から、ここに住んでいます。
だから、生まれも育ちも、というのは私たちの代からで
比較的新しい町だし、先祖代々とかじゃありません。

この三角屋根の駅舎は、1926年(大正15年)の
駅開業の頃からあったそうですが
中央線が高架になる時を機に、取り壊されました。
それは2006年のことで、この年は
私はとてもたくさんのことがあって
駅までいなくなっちゃうんだ、と寂しい印象で覚えています。

駅は解体して保存されていると聞いていましたが
来年、復元工事が完成します。
今までずっと工事で覆われていましたが
最近ついに、その姿が現れました。

私が、高校や大学に通う時に
いつも使っていたのもこの駅です。
子供の頃、どこかに行く時ももちろんここから。
昔は、小さな改札がこの中にあって
駅員さんが切符を切っていました。
その後、国鉄がJRになったり
自動改札が導入されたりして
中の様子は少しずつ変わっていきましたが
昔あった窓口や券売機の位置など
今もよく覚えています。
あと毎年、この屋根の中に、ツバメが巣を作りに来ていて
改札を通る時に、よく目にしました。

高架になり、改札が増えるにあたって
駅周辺は大工事になりました。
2011年も、工事の真っ最中で
余震が来る度に、工事のクレーンや足場が
ものすごくガタガタと音を立てていました。
その後、駅ビルも完成し、便利になったことは間違いないですが
駅ビルが出来たりする前に、結婚で引越しをした私には
今の駅は、どこかよその町のもののような気がします。
ホームなのに、アウェー感が半端ないです。

でも、この駅舎が見えて、
ホームであることを思い出しました。
三角の屋根は、向かって右側が、左に比べて
唐突にブチ切れており
子供の頃、変なバランスだなぁと思っていましたが
これは、国立市の、駅からの道を再現したものだそうです(今日父から聞いて知った)。
真ん中は、「大学通り」と呼ばれる、駅から真っ直ぐの道ですが
右には斜めの「旭通り」、
左には斜めの「富士見通り」があります。
旭通りのほうが、すぐ終わって短いんですね。
それを表しているらしいです。知らなかった…。

復元旧駅舎は、来年の4月に完成予定です。
駅としての機能は無いのですが
中がどのようになるのかも楽しみです。
桜の季節が待ち遠しいです。
ツバメも、また巣を作りに来るのかな。



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チケット売るほどあります(汗)
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