続き。


【カテ検結果】

◇肺の圧22mmHgで若干高い◇


人工血管の下の自分の血管は太く成長している。入れ替えせずに、一生このままで良いと思う。

しっかり血液も酸素も流れているので、肺に負担がかかっている数値ではない。




◇心臓の圧が高い◇

moeは左心室が機能していない単心室なので、ポンプ機能が弱く、心臓の中が空っぽにならない。
空っぽにならない為、押し出す力も弱く酸素、血液が全身に周りづらい。
80%位の収縮。


成長と共に血液、酸素量が増えて心臓のポンプ機能に負担がかかって来ている。

その為に心臓と肺の圧が上がっている可能性がある。

一度カンファレンスをして決めるが、肺高血圧の薬を止めて血圧を調整する薬に切り替えるのが有効。

主治医からは
「この結果は成長と共に見られるものです。

血管の狭窄や圧迫も無いです。

フォンタン手術が始まって40年しか経っていませんが、どんどんデータが集まってきています。

薬で改善や事前に防げる事も増えています。
今後の成長やホルモンの変化も考えて、投薬して行きながら診せて下さい。」
との事でした。


ほーーっと一安心。


心疾患の状況は造影剤を入れてカテーテルをしないと分からないので、数年に一回は必ずカテ検が必要です。



帰室後の予定は
足の付け根の動脈、静脈からカテーテルを入れたので、かさぶたができるまで6時間はベッドで安静。

足を曲げるのは厳禁!
曲げると血が噴射する恐れがあります。

動く場合は拘束。


1時間後に水分
2時間後にジュースやプリン
夕食は普通食。

夕食前からは自力でトイレに行く。


本人は、しばらくして目を覚まし、
お茶を飲む→気持ち悪い→お茶
繰り返し、耐えられなかったので吐き止めと睡眠導入剤を点滴してもらいました。


吐き気は睡眠薬の副作用だそうです。
顔色が真っ白でした。




点滴をしてもらって寝れたけど、度々の計測で目を覚ましてました…。


体はバスタオルで巻かれていたので、そんなに動く事も無く、足もほぼまっすぐにして寝てました。



麻酔が覚めて来ると、穿刺部が痛み、押さえてるバンドも痛いらしく時々
「痛いっ!」
と言ってました。


カテはこの辺が山場ですね。



ここを過ぎると徐々にベッドを起こすことができます。


moeはアイスを2個食べ、夕食のうどんも少々食べ、顔色も戻って来ました!