まだまだ、寒い日が続きますね。私、寒いの嫌いなんです(けっこう耐性ありますけど:笑)。

 

 最近、めっきり疲れているんですけど、書きたい本が色々と浮かんできて、全然追いつきません(笑)。

 

 最近、色々な方のブログを拝見しまして、沢山インスパイアされている次第です(インスパイアって便利な言葉です:笑)。

 

 でも、真似ばかりではいけないので(←インスパイアだろ:笑)、たまに和歌のネタでも―

 

ひさかたの 光のどけき 

春の日に しづ心なく 

花の散るらむ        

 

                                           紀友則

(桜、これしかないんです)

ちなみに英語にしますと―

 

Cherry blossoms ,

on this calm , lambent

day of spring ,

why do you scatter

with such uniquiet hearts ?

                                    (訳 ピーター マクミラン)

 

 

~意味(ザックリ)~

 

 陽の光が優しく降りそそぐ春の日に、どうして落ち着きなく、桜の花は散ってしまうのだろう。

 

「散る桜」って、どうしても色んな意味を考えてしまいますよね(‥‥あ、受験生の方ゴメンナサイ)。でも、この歌の楽しみ方は、もうそのまま、目の前ではらはらと舞う桜を愛でる。それで良いのだと思います。

 

 頬に感じる春の風。その穏やかな流れに乗る花びら。俄然、視界に奥行きが出ます。そんな光景に、ただ心を奪われる楽しさ。つい、ぼおっとしてしまいそうです‥‥‥

 

‥‥‥‥いや、季節。

 

 冬真っ只中に、季節ガン無視で春の歌をご紹介してますね、私(笑)。

 

 でも、冬の寒さがないと、桜は咲かないという話を聞いたことがあります(というより、書いてあった本が見つけられない:笑)。

 

 ある一定の寒さを体験しないと、桜は春に向けて蕾やら新芽やらを作る準備を始めないそうです。

 

(そんな格好じゃ、寒いハズです:笑)

 つまり―

 

 「この程度の寒さでは、まだ冬本番ではない。これからもっと寒くなる、まだだ!」

 

 と考える(?)のだそうです。

 

 ですから、ここ数年の気候には、桜も困惑しているかもしれません。

 

 おかげさまで、少なくとも今年は、いい感じで咲いてくれそうです。

 

 後は、我々がそれを“どのような形で愛でるか”という事になりますね。

 

 受験生は元より、今、頑張っている全ての方に―

 

 良い春が来ますように。

 

参考文献:ビギナーズクラシック 日本の古典 「百人一首(全)」 谷智子 編 角川文庫

       「英語で読む 百人一首」 ピーター J マクミラン 著 文春文庫