それからまた15分くらいお水をチビチビ飲みながら浅い会話を続けてたんやけど、おもしろくない時間にまた耐えられなくなって、

「じゃあそろそろ2件目行こっか(^▽^;)」と再度切り出し、ようやくお店を出ることに。


 席を立つときに、綾野くんは伝票を持たなかったから、前回同様にきっちり割り勘なんだと思いました。初めての食事できっちり割り勘されたことは少しがっかりしたんやけど、実は割り勘で男女平等を示している人なのかとかいろいろ自分なりに落ちどころを見つけて、それは納得しているつもりでした。


 でも、いざレジの前に行くと

「ここは奢るよ。次奢ってくれたらいいからニコニコと何やら〝奢ってあげる”雰囲気…。正直「前回の14000円はきっちり割り勘で、3000円のご飯は奢ってくれて、奢ってくれた感出すのね…」と思ってしまって、素直に喜べず、複雑なきもちになってしまいました。。(まあ、高価なものを奢るのは悪いと思った可能性も否定できませんが…。)


 お店の外に出たらレストラン街なのでお酒を飲めるお店はたくさんあったんやけど、綾野くんが提案してくれたのは10分くらい歩いたところにあるレストラン街。


 仕事で疲れてるし、テンション上がってないし、今一緒に10分も歩きたくない…汗と思いがらも、せっかく考えててくれたしと思って、そこまで歩くことに。


 そして、歩道橋を登ったり降りたりしながら

「なんかもう綾野くんどうでもいいや…」と思ってしまっていたころに、綾野くんは

「なんで俺と2回目会ってくれようと思ったん?」とラインと同じ質問をしてきました。


「綾野くんのここが良かったからドキドキという返答を聞きたいんやろうなーって思ったんやけど、気分がしらけてしまっている私は

「別に…断る理由もなかったから…汗とそっけない返答…。


 思い返して書いてると、私ひどいなーとも思うけど、糸が切れてしまった私はそんな楽しい雰囲気を作ろうっていう努力もできなかったんです…