近況報告:ジプシー生活の終わり(?) | 須藤峻のブログ

須藤峻のブログ

すどうしゅんによる、心の探究日誌。
生きることは不思議に満ちてる。自由に、自在に生きるための処方箋。

引っ越しの準備中。

1年ぶり、いや2年ぶりに、「自分の家」で暮らすことになる。

湯河原の実家に戻ったのが、2年前。

祖母が他界して空いていた母屋に住むことになったのだけれど
珍入者の二人は、なかなかに問題を引き起こし、けっこうゴタゴタ。

さらに、実家住まいの最中に、我が家は完全に資金ショート。

心をひたすら見つめていた結果、心はきれいさっぱりしたけれど、

同時にお金もきれいさっぱりなくなる。

 

我が家、仕入先行のビジネスを始めてたので
仕入の支払い分とか、カードの返済とか、後から後からやってくる。

仕入とか何十万単位だけど、資金ゼロになってから何発もやってくるからピンチ。
ともかくカードで払ってすべてリボ払いに!

色々言う人いるけれど、リボは神。リボ払い考えた人に、感謝の毎日。

 

ってことで、須藤峻35歳、思い立つ。働こう。

 

ともかく重い腰を上げ、就職活動を始めてみる。

コンサルは売り手市場で仕事がありそうだけれど、それも微妙だな・・と思い、
いつも気にかけてくれていたY氏に相談すると、

うちの会社で働いてみる?という有難過ぎるお誘い頂き、
じゃあお願いします!ということで30分で就職決定。
 

さて、その話と並行して始まっていたのが、葛飾区お花茶屋のお屋敷PJ。
京成本線お花茶屋駅徒歩10分のお屋敷を活かして何かやってみよう!
というなかなか大がかりなプロジェクトで、
5人のメンバーと会社を立ち上げて、まずは大掃除。
このメンバー&プロジェクトがまた素晴らしいんだけれど、それはまた別の機会に。

さて、私、このお屋敷に管理人として住むことになったので
六畳一間を間借りしての生活開始。
うちの相方は、湯河原生活継続ということで単身赴任生活スタート。

 

平日は会社員、週末は大掃除、そこに心理の仕事もちょこちょこ
さらに、もう一つカフェを立ち上げるプロジェクトにも絡んでて
あれ、寝る暇ないねーという日々のスタート。

忙しくなってしまい、あまり手伝えない中、
管理人としてお屋敷間借り生活は、ありがたかったけれど、
冬は、死ぬほど寒かったー。しかも、去年の冬の寒さはひどかった。

日本家屋は外と中、同じ気温で、ダウン着て寝る生活。

そんな中、忙しすぎて、湯河原に一切帰らないことから
パートナーとの関係が悪化し、離婚危機。
(今思えば、旦那の実家に置き去りは結構大変よね・・・)


とまあ、そんなことをしながら、半年が過ぎた頃、
そろそろお屋敷も本格始動ということで、出ていくことに。
 

どうしよ、お家がないし、引っ越し資金もないなーという話をしていたら、

お花茶屋メンバーのお一人が、うちのアパートに居たら?
と申し出てくれる。神の助け!

というわけで、パートナー連れて、明大前のアパートで生活開始。
アパートの募集をしばし止めてくれて、その間に次なる住処を探すことに。

・・という状況なので、次はどこに行こうかな~と社長に相談すると
奥様のご実家が立て替え前で、しばらく空いているから住んでいいよ!
ということで、急に田園都市線暮らしが決定。
現地に連れて行ってもらうと、高級住宅街の庭付き一戸建て。
家具家電すべて揃っていて、その日から普通に暮らせるって
わたくし、前世でだいぶ徳を積んだらしい・・・
(ではなくて、本当にありがとうございます。)
 

スーツケースにすべてを詰め込んで移動する、旅暮らし。
いずれは、世界を旅するように暮らそうか!

とパートナー(仲直りしました)と盛り上がってもいるけれど。
仕入商品が湯河原だったり、お花茶屋だったり、江田だったり・・・・と

持物が各所にある状態はなかなか不便なので、

すべての持物を集めようということで家探しを開始。
探し始めたら、数日後にはさっさと決まる。
URなので、仲介手数料、礼金なし!来月から、埼玉住民に♪

 

振り返れば、町田のシェアハウスにも居たので
この1年で 

①湯河原→②葛飾のお屋敷→③町田のシェアハウス→④明大前のワンルーム

→⑤江田の一戸建て →⑥埼玉のUR(←NEW)  というジプシー生活。

 

ようやく、落ち着くかしらねー

色んなことがあり、色んな出会いがあり、
何もかもが変わった1年。

 

足向けて寝られない人が、どんどん増えて

できないことがあることも、たくさんわかったし、自分の能力もよくわかった。

これからは、自分のできることを丁寧にやっていくことしかないなと思う。

 

幸運なこと(ばかりだけれどさ)に、
今の仕事は、名経営者の隣で、経営を教えてもらっているような日々。

さらに、完全裁量労働制、出社しなくてもOK、副業OKという

先進的な制度が整備されている。
さらにさらに、古くて汚かったオフィスは、
友人の、インテイリア・スタイリスト 杉山慶輔 にお願いしてフルリニューアル。
カフェのような、素晴らしい空間に様変わり。

 

さて、パートナーは商品をセールで売ったお金を握りしめて、

三度単身インドへ旅立った。
ミラクルメーカーの彼女のことだ、きっと何かを見つけて帰ってくるだろう。

(インドの工房とブランドを立ち上げるそうだ、帰国したら詳しく聞いてみよう)

 

失うものがなくなった日、軽やかな風が吹いた。

こだわりやプライドを手放した日、自由がやってきた。

人生が与えてくれる、すべてのものはギフト。

風の向くまま、気の向くまま、飛んでいこう。

想像すらできない場所へと。