・・・でも、それをすると、色々問題が・・・どうしよう。
そんな瞬間は、誰しもに訪れます。
そんなときは、最優先課題を明確にすることです。
最優先課題に照準を絞って、他のすべてを犠牲にします。
いつも、そうせよ!とは言いません。
けれど、その最優先課題だけに、全てを集中するタイミングが必ず来ます。
愛のために、全てを捨てる。
夢のために、全てを捨てる。
真実のために、全てを捨てる。
それは、怖い。
そんな時は必ず、巨大な恐怖が現れます。
人生一番の恐怖かもしれない。
まさに、清水の舞台から飛び降りる心地。
そう、これまで本当に大切だ、
それがなくては立ち行かない、生きていけない・・・
と思っていたモノを、捨てるんですから。
例えば、愛する人と一緒になりたい。
しかし、そのためには、仕事もあるし、親のこともあるし、世間体も・・・だから、どうしていいかわからない・・・
想像してください。
あと、一週間で隕石が降ってきて、死ぬとしたら、
そんなこと、気にするでしょうか。
いや、1日で死ぬのなら、行動を起こさないなんてこと、あるでしょうか?
そんな状況なら迷わない!・・・のであれば、
ファーストプライオリティ、最優先事項以外のことは、
全て、全て、捨ててしまうこと。
仕事を捨て、親を捨て、世間体も捨て、全てを犠牲にする。
すべてを失う。
すると、自分のわがままで人を傷つけ、
自分のエゴのために、たーくさんの人に迷惑をかけ、
後始末にも、多大な労力を必要とするかもしれません。
常識的に考えて、とんでもないことをし、
これまでの価値観なら、考えもつかないことし、
世間に笑われるかもしれません
結果、肩書きも立場も仕事すら失うかもしれません。
長い長い年月を懸けて築いてきたものが、一瞬でなくなるでしょう。
あきれられ、笑われ、信用は失墜し、
もう二度と会えなくなる人がいるかも知れません。
でも、するんです。
本当にごめんなさい!と土下座して、
私のわがままだけど、それでも、追わなくてはいけないと宣言して、
全てを、切り捨てる。
私のために、泣いてくれ!助けてくれ!尻を拭ってくれ!と頼むんです。
ただの、わがまま です。
それでいい。
なぜなら、そんなもの、いつだって回復できるからです。
そんなもの、どれだけでも、再構築できます。
後から、どーとでもなる。
懸命に再形成できるレベルのもの。
「人が死ぬわけじゃない。」その程度のものです。
地球の終わりにくらべたら、ほとんどのコトは、大したことでは、ない。
それに、命がけで、人生の「チャンス」に懸ける人を、
僕らは多くの場合、悪く思いません。
例え何かコチラが損をしても、
相手の決意や勇気、圧倒的なモノに触れた感動の方が、
勝ることがほとんどです。
コチラの被害なんて、その程度のモノです。
だから、そのチャンスだと感じたら自分の大切なモノ1つに絞る。
その次に大切なモノ以下は、全て捨てるんです。
それは、自分にとっては巨大です。
長らく長らく・・・たぶん物心ついた頃から執着してきたモノ。
でも、それを捨てることなく、最上位の目的は果たせません。
・手放した分だけしか、新しいモノは手に入らない。
これは、原則的なことです。
人生には、絶対にその瞬間を逃したらいけないモノがある。
何を犠牲にしてでも、手に入れるべきモノが、あります。
もし、失うモノの方が大きいと感じるなら、
それは、大した優先課題ではないということです。
大して実現したくない。
だから、次の場所に行った方がいい。
ファーストプライオリティ。
それを実現できない理由を書き出してみてください。
そこにある恐怖を見つめてください。
それを感じながら、同時に、それを解放できる自分の力を感じてください。
愛はいつだって勝ります。
恐れというネガティブなエネルギーは、
ポジティブなエネルギー、即ち、実現し、創造し、統合するエネルギーに
決して叶いません。
愛は恐怖を「さば折り」にします。
あとは、勇気。
飛び降りる意志と勇気が、あなたを次の場所へと導きます。
あなたの決断に祝福を。
あなたの勇気に敬意を。