後日談、そこから見えてきたこと | 須藤峻のブログ

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すどうしゅんによる、心の探究日誌。
生きることは不思議に満ちてる。自由に、自在に生きるための処方箋。

クライアントさんとのやりとりについて、
前投稿「定義を変える(セッションより)」で共有した。

その後日談と、そこからの気付き。

実は、Aさんからメールをもらって、
僕は、しばらく返信せずに、放っておいた。

書こうと思えば、書けたんだけど、
ちょっと書いては、返信の内容や、切り口に、
なんだか、ぴんと来なかった。
だから、あんまり気乗りがしなくて、
2日ほど、ぼんやりと頭の隅に、浮かべつつ、過ごした。
そして、3日目に寝て起きたら、「正しい解答」が
頭の中に湧いてきたので
いそいそと文章におこして、メールを返した。

すると、そのタイミングが、パーフェクトだったのだ。
1時間遅くても、1時間早くても、
ましてや1日のズレがあったら、何の意味もなさなかったメッセージが、
完全なタイミングで届いたことがわかった。

Aさん本人から、興奮した連絡をもらったのは夜だったけど、
その日の朝に、僕のメールを読み、その直後の、重要な局面で
「勇気を持ち、ありのままの自分を信頼して、行動した」
結果、これまでとは、全く違う現実を自分が作り出すことができた!
すごい!
そんな報告だった。

僕は思った、「メールを焦って返さなくて良かったなー。
やっぱり、自分の感覚に従えば、必ず、最良の結果が出るのだ」

あれ?

これって、Aさんに僕から伝えたアドヴァイスそのものじゃないか?
Aさんと、「同じ学び」を得ていないか?

そう、僕は、図らずとも、
「自分のありのままのタイミングを信頼してみせること」
(自分の、返信”したい”タイミングに、従うこと)
で、物事がうまくいくことを、自ら体験していたのだ!!

実は、全てのカウンセリングは、必ずこの様に展開する。
クライアントさんに伝えたこと、提案したことは、
必ずカウンセラー自らが今、実践していること、
実践するタイミングにきていること=向き合っているテーマになる。

Aさんへのメールには、「伝える自分と、伝えられる僕を、
信頼してください」と
書いたけど、実は、「伝える自分と、伝えられる相手を、
信頼すること」は、
僕のテーマでもあったのだ。

つまり、カウンセリングセッションは、
「クライアントとカウンセラーが、同じテーマをもとに、経験を与え合う場」
として、生成される。

「Aさんが、それを学び、向き合っている過程そのものが、
誰かを支援することになります。」
という一文の、最初の「支援対象」が、
カウンセラーの僕なのである。
(故に、この文章が、証明されたことになる。既に、支援は実現している。)

そして、これは、カウンセリングセッションという場に限ったことではない。
人と人の関係性は、必ず、この様にして創られる。
人と人が、関係する時、必ず「お互いが共通で向き合っている課題」を
分け与え合うことになる。
人と人との出会いとは、いかなる場合も、必ず共同作業として、そこにある。
それ以外のカタチで、人間関係が成立することは、原理的にない。

それは、投稿">「必要な出会いとタイミング」でも少し書いた。

抜粋。
コミュニケーションとは、
「自分が、意味を与えるモノ」だということだ。
僕らは、あくまで、「自分が、与えた意味を、受け取っている」のである。
実は、コミュニケーションとは、「自分に必要なメッセージを、
相手の言葉から拾い出す作業」なのだ。
だから、コミュニケーションは、
必ず、「今、自分に必要なメッセージをくみ出せる」ことになる。
いや、それ以外のモノをくみ出すことはできない。

改めて、共同作業の成就に、
そこに参加した僕とAさんに、感謝と祝福を!

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