こんにちは。
東京都内を中心に活動している
フリーランスのインテリアデザイナー/コーディネーター
Sudoh Designの須藤彩です。
2024.11.20(Wed.)~11.22(Fri.)
建築+インテリアWEEK
と称し、「JAPANTEX2024」・「Japan Home Show & Building Show 2024 / ジャパンホームショー&ビルディングショー2024」が同時開催されました。
展示会やセミナーへ参加したレポート記事です。
インテリアの未来を探る学びの場
先日、日本最大級の建築プロフェッショナル向け展示会「ジャパン ホームショー&ビルディングショー 2024」、インテリアの国際見本市「JAPANTEX2024」に参加してきました。
住まいからビル・まちまでを網羅するこの展示会は、最新の建材やデザイン、サステナブルな技術に触れられる貴重な場です。
今年は特に「素材」「サステナビリティ」「デザイン言語」がテーマとして目立っており、私たちインテリアデザイナーにとっても多くのヒントを得られる展示内容でした。
素材の力を再発見する
会場で目を引いたのは、地域性や職人技が活きた素材の数々です。
例えば、リサイクルアルミニウムや再利用プラスチックを活用した家具は、サステナブルな時代の象徴とも言えます。
特に地方メーカーのブースでは、初めて目にする素材やアイテムが多数あり、実際に触れてその質感や加工技術を注目されたのが印象的でした。
これらの素材は、見た目シンプルながらも強い個性を持ち、空間全体を引き締める力があります。
現代の人々は、エコロジー意識が高く、長く使える素材や環境に配慮したプロダクトに興味を持っています。
サステナブル素材やリサイクル技術を使った家具や、アルミニウムのリユース技術は、インテリアの可能性を広げるアイデアでした。
インスピレーションを与えてくれる講演
今回の展示会では、著名な建築家による当面の講演も大きな魅力の一つでした。
2024年は伊東豊雄氏、石井幹子氏、松村秀一氏、永山祐子氏が登壇しました。
伊東豊雄氏の「美しい建築をつくるために」という講演では、「自然と調和する建築」をテーマに、彼のこれまでの作品やその先にある考え方が語られました。
建築やデザインにおける「自然とのつながり」という視点は、インテリアでも大切な要素です。
室内であっても自然を感じさせる素材や配置、照明の工夫をすることで、住む人が快適に過ごす空間が生まれます。この考え方は、私のデザインにおける核と捉えている「ストーリー性」とも共通した内容でした。
具体的な活用方法を考える
私が意識しているのは、学んだことを今後の具体的な提案に活かしていくことです。
例えば、地方のメーカーから直接仕入れた素材を使用し、背景にある職人のストーリーを伝え、提案することは、その商品を選び、提案することに意味と説得力が生まれます。
技術や企業努力はなかなか表には出てこないもので、魅力的な取り組みや商品は知らないだけで世の中にあふれています。
技術を使った製品を積極的に取り入れ、環境への配慮を空間デザインの一部に組み込むことも考えています。
展示会を最大限活用するために
特に関東には拠点を持たない地方メーカーが多数出展しており、これらの企業と直接話せるチャンスです。
事前に出展情報をチェックし、どこの展示ブースをブースを見学したいか、絞り込むことで効率よく情報収集ができます。また、人気の講演やセミナーは事前予約が必要なことが多いため、タイムスケジュールの確認も欠かしません。
インテリアデザインの未来を見据えて
展示会は、最新の技術や製品に触れるだけでなく、業界のトレンドや未来を考える場でもあります。「ジャパン ホームショー&ビルディングショー 2024」で得た学びをベースに、私はこれからもインテリアデザインにおいて「素材」「サステナビリティ」「ストーリー性」を軸とした提案を行っていきたいと思います。
この展示会への参加は、プロとしての視点を広げるだけでなく、クライアントへの新たな価値提供にもつながります。
次回はまた展示会に足を運び、自分の目で新しいインスピレーションをレーションを探してきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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