こんにちは。

 

東京都内を中心に活動している

 

フリーランスのインテリアデザイナー/コーディネーター

 

Sudoh Designの須藤彩です。

 

 

新築の戸建を建築中のお客様からのご依頼で

 

カーテンの採寸に行きました。

 

 

工務店はオーナーさまがお選びになり設計の話を進めている段階で

 

内装のコーディネートをご相談いただいき

 

床材や建具のアドバイス、アクセントクロスの選定のご提案をして

 

お引っ越し前にカーテンも揃えたいとお声がけいただきました。

 

 

ウィンドウトリートメントの採寸は内装工事がほとんど仕上がった段階で行うため

 

アクセントクロスの張り分けと仕上がりも同時に確認もいたしました。

 

 

窓周り採寸の様子

 

 

窓のサイズは図面を見ればわかるのに

 

なぜウィンドウトリートメントは採寸を行うのかと

 

疑問に思われる方もいるかも知れません。

 

 

窓周りの採寸を行う理由とそのときに確認しているポイントをお伝えします。

 

 

ウィンドウトリートメントご提案時に窓周りを採寸する理由

 

 

オーダーカーテンなど正しいサイズで発注するため

 

 

オーダーカーテンの良さは窓サイズや部屋にぴったりと合ったサイズで

 

部屋空間を装飾できることです。

 

そのためにはヒダが美しく見えるよう窓サイズに対して

 

適正なサイズでオーダーする必要があります。

 

 

図面表記の窓サイズはあくまで窓の大きさ

 

図面に表記されているのはあくまで窓サイズの呼称です。

 

窓サイズはメーカーにより呼称は同じでもサイズが異なる場合があり、

 

また窓枠設置の工事によりサイズは異なる場合があるため

 

内装工事後に採寸しておく必要があります。

 

 

ウィンドウトリートメントの仕様にあったサイズにするため

 

 

ウィンドウトリートメントのデザインにより必要な寸法が異なるため。

 

例えばドレープカーテンの場合、窓サイズ内に取り付けるのか

 

天井から床まで取り付けるのかによって寸法が異なりため、

 

採寸を行う必要があります。

 

 

 

採寸時の確認ポイント

 

 

エアコン本体やエアコン用コンセント、配管と干渉はしていないか

 

エアコンは室内機と室外機を配管で繋いでいるため、

 

窓がある壁に設置することが多くあります。

 

その際にエアコンと干渉しないか確認する必要があります。

 

エアコン本体は年々機能が増して大きくなる傾向もあるため

 

幅だけでなく奥行きや風向きを確認します。

 

 

 

建具や収納扉を開け閉めする際に干渉していないか

 

建具や収納扉が近くにある場合、建具や扉の開閉が

 

ウォンドウトリートメントと干渉しないか確認します。

 

もし窓近くにこれらの扉があり干渉しそうな場合は

 

ウィンドウトリートメントを窓枠内に納めるなど対応できます。

 

 

換気口と干渉しないか

 

24時間換気の制限から取り付けられている換気口と

 

ウィンドウトリートメントが干渉しないか確認します。

 

せっかくの換気口をカーテンなどで隠してしまわないようにするためです。

 

 

カーテン開け閉めの操作は可能か

 

メカと言われる、コードやチェーンなどで開け閉めを操作する場合、

 

開け閉め操作がしやすいか、また操作方法が条件に合っているかを確認します。

 

 

 

コンセントを隠してしまわないか

 

カーテンや縦型ブラインドなど開いた時に溜まりができるデザインの場合、

 

コンセントやスイッチ類などの使用に問題がないかを確認します。

 

 

レールやブラケットを取り付けるための下地は入っているか

 

窓周りには窓枠を取り付けるために下地が入っているのですが

 

それがカーテンレールやブラケットを取り付ける位置にもついているか確認します。

 

建築工事前に施工会社と相談できる場合は下地位置を指定することもできます。

 

 

梁や天井形状による不都合はないか

 

天井付けのウィンドウトリートメントの場合、

 

梁が出ていたり、折り上げ天井など天井形状による制限がないか確認します。

 

都内の戸建狭小建築の場合、

 

北側斜線の制限から天井が勾配になっている場合があり

 

その際はウィンドウトリートメント取り付けやデザインに注意が必要です。

 

 

 

これらの情報や図面を見れば確認できるのですが

 

現場判断でエアコンやスイッチの位置が変更になっていたり

 

躯体の関係から換気口位置が異なる場合などがあります。

 

 

つい見落としてしまうことも

 

プロの目で見れば気づけることが多くあります。

 

カーテンでお悩みの方、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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下記のリンクからどうぞ!

 

 

 

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