こんにちは。
東京都内を中心に活動している
フリーランスのインテリアコーディネーター、須藤彩です。
引き続き美容鍼灸サロンを新しく立ち上げられるオーナーT様の
サロンコーディネート実例をご紹介します。
前回、仕切りのデザインで迷走していましたが
今回はコンセプトのお話です。
コンセプトとは、
①概念
②企画・広告などで、全体を貫く統一的な視点や考え方 (広辞苑より)
を言います。
コーディネートの基本はインテリアのスタイル・テイスト決めです。
この美容鍼灸サロンをどのような部屋に仕上げたいか
テーマを決める必要があります。
最初は漠然としたイメージでも構わないので
その部屋でどの様に過ごしたいか
どんな気持ちや感覚を味わえる空間にしたいのか
など考えてみることから始めてみると良いですね。
インテリアコーディネートにはテイストとスタイルがあります。
その中で自身のイメージと重なるもの・近いものを選んでいけばよいと思います。
インテリアのスタイルとテイストについては
別の機会に記事にしたいと思います。
案件に話を戻します。
今回はオーナー様の中でひとつキーワードがあり
『和』のテイストを用いることとにしました。
この時はまだ、お店のロゴも決まっていなかったのですが
水引をイメージしたデザインを考案されていたので
お話の中から自然と和テイストだよねと決まりました。
賃貸物件はRC構造のグレーの塗り壁、
グレージュオークのような塩ビタイル
ラスティックなオークに少しアッシュのかかった建具
ここからどう和テイストに持っていくのか
悩むけれど、同時にワクワクもしています。
テイストは和になったので
コンセプトは
『 ナチュラル × ジャパニーズモダン 』
としました。
全体を貫く統一した考え方が決まると
今後のインテリア選びにも迷いがなくなります。
コンセプトが決まったことで
マテリアルやフォルムも絞られてきました。
マテリアルとは素材の事です。
ナチュラル×ジャパニーズモダン
に合うマテリアルとして
オークの木目
ライトグレーの大理石
ウールのカーペット
オフホワイトのリネン
を選びました。
マテリアルのイメージボードです。
同時にカラースキームの役割も果たしてくれます。
カラースキームとは色彩計画です。
目的に合った配色を行うための作成すると
一目でイメージを共有できるためとても有効です。
次回からは内装の検討に入ります。
続きます。
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