自分の価値を失った私は、

前回も書きましたが、

次第に口数が減っていきました。


同級生と普通に会話することが出来なくなりました。

そして、尚更キモイ、汚いと疎外されていくのでした。


それでも私は、高校に行かなければいけないから耐えなければならないと毎日学校に行っていました。


あまりにも辛すぎる…

家に帰って横になる度に自分で死ぬ勇気がないから、


天井からナイフ🔪でも落ちてこないかな


なんて考える日々が続きました。


心の中にある辛さ、

悲しみは耐えられないので


その気持ちを全部箱に押し込めて鍵をかけて捨てるイメージをする

という事を毎日するようになりました。


離人症ってご存知でしょうか?

自分自身の意識(自我意識)や自己の感覚、または自己を取り巻く環境や物事について現実感が得られず、疎隔されていると感じる症状を指します。また、自分の意識が体から離れていったり、自分自身を客観的に観察したりするような状態に陥ることもあります。


この状態でした。


簡単に言うと、目の前で辛い現実が起きていることがテレビで映されているような光景になり、


自分の怒りや悲しみといった感情を

自分の感情ではないものとして切り離す。


そうしなければこの現実を1人で受け入れて生きていくことなど到底無理でした。


その最中、いじめの主犯格だった生徒は生徒会長になりました。


先生も生徒も、

いじめを容認しているという事だったんですね。


クラスメイトの蔑んだ目、

先生達から浴びせられる哀れだと言わんばかりの視線…


ホント、なんで生まれてきたんでしょうね。


親もこんな娘だから仕方ない…

と受け入れていましたからね。


このような状況を『鬱』というそうです。

その時の私は耐えるのに必死で気付きませんでしたが。


続く……