ようやくリアグレーダーの価格が決まったとJAから通知がやってきた。受け取ってから1か月。すぐに支払いに行った。
228800円。
人によっては高いというだろうし、自分にとってはこんなものだろうと思う。
融雪期、路面の氷っぽい雪は解けだす。それが難点。車で走ると沈んでしまうタイヤ。ガリガリガリと削りながら進むんだが、走りにくい。
ある年には、宅配便の車がアズッテ動けなくなった。
あずる・・・こっちの言葉かもしれないが、スリップしてなかなか進まない時によく使う言葉。
融雪期の路面は、アズりながら時には横に行ってしまう。融雪路面は均一に融雪しないのでところどころ固い部分が残っているためだ。それで横にそれてしまう。
酷いときは前にもう進まなくなる。
スノーロータリーで除雪すると路面に厚みをつけて下地を作るから、融雪期には10センチも沈むと後輪駆動の車はダメだな。前輪駆動の車かやっぱり4WD。
そこで融雪期の路面を削る。リアグレーダーが使える。
今日もまたリアグレーダーで除雪。ある程度まで削ると氷が多くなって一度に削って進める厚みがかなり薄くなる。
使用トラクターは26馬力。足りないけど仕方ない。もっと大きなトラクターでタイヤもスノータイヤだといい。でも普通のトラクターのタイヤでは牽引力がない分、削る力があっても横に振れてしまう。
それでもなんだかんだと少しずつ削ってある程度固い層まで削れば、融雪がさらに進んでも沈み込む量が少なくなる。
写真のリアグレーダーは角度調節ができ、前進でも後退でも削れるように両面にブレードがついている。たいていのリアグレーダーは片方向にしかブレードがついていないはず。しかも角度調節できることは、進みながら雪を片側に移動できる。
壊れることはほとんどないはず。よほどのへまをしない限りずっと使える。