ニプロ アッパーローター | 農業機械のブログ

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アッパーローターの中古を手に入れることができた。このアタッチメントは中古でも適当な大きさのものがなかなか出ないし、今回はちょうどうまい具合に手に入れることができた。
 

アッパーローター

ロータリーとは逆に回転する。爪ですくいあげると言えばいいか、この回転機構のいいところは、草の多いところ、石の多いところを難なく耕してしまうところだ。

最初やってきたときには、爪が3本無く、ゴム板もだいぶいかれていた。アッパーで爪を折るなんてよほどの大物が畑に住んでいたのだろう。

ちなみに、ロータリーの整地板を上げて、バックに進むと一応アッパーの回転と同じになる。この方法は、土を移動するときに便利なところがある。山を少しずつ崩すこともできる。

バックロータリー

1メートル程度の高い畔を崩しているところ。

そして、ロータリーのバック方法は、かなりでかい石でもすくいあげる事が出来る。爪は折れることはまずない。

アッパーロータリーで爪が折れるのは、よほどのことだ。

中古のアッパーロータリーのため、かなりの整備費がかかった。爪の交換、ゴム板の交換。

ゴム板などバカにできない経費だ。3万円以上する。爪が5万円未満を考えると、ゴム板はかなり高額だ。

アッパーローターの構造的特徴と言えば、フロント部分がゴム板になっていて、爪が当たってゴム板に付着した土を落とすことと、中のスクリーンとかいう櫛状のものだ。

ゴム板だが、ホント小さな出っ張りというか引っ掛け部分に乗っかっているだけ。

ゴム板

アッパーで気が付いたのは、ロータリーで、耕しの最期にロータリー回転を止めてそのまま前に進めば、整地板で仕上がりがなだらかになることをそのままやってしまうと爪がゴム板に引っかかることだ。

ロータリーのような使い方をするとゴム板をひっかけてしまうから、いつの間にかゴム板が傷んでしまった。ある程度傷めると写真のようにゴム板が乗っかっている状態が、すぐに外れやすくなる。

ゴムがヘタレてしまうのだ。

なんだかんだと整備費がかかったが、草ボーボーで石が多い圃場でもあっさりと草をすき込み、よほど大きな石ではない限り、アッパーはほとんど上下しなかった。

1600幅のアッパーは中古が少ない。あってもかなり古いタイプだったりする。誰でもそうだが、アッパーを使えば手放すということはまれだ。

種まきするならアッパーの仕上がりはすごくいい。