「へぇ。今度はパスタか」
「好きなものを選んでくれ」
みんな、思い思いのものを取って、席に着く。ホント、ぴったり別れるよなこいつら。こっちも、考えるのが楽でいいわ。
「それじゃあ、いただきます」
「「「「「「いただきます」」」」」」
こうして、二日目の昼食が始まった。やけに隼の麺をすする音が目立ったが、それ以外は特に普通の昼食だった。他愛のない世間話をするだけだったが、最近の俺は環境の変化が大き過ぎたせいで、こういう何でもないことに幸せを感じるようになった。よく、小説や漫画で言われる当たり前の日常を送ることのありがたさというのを実感出来る。まぁ、命の危険に遭うとそうなるっていうことみたいだし、実際に何度か死にかけてるから、当然なのかもしれないな。
そういえば、麺をすする時に音を出してもいいのは、基本的にそばだけらしい。とういか、すするという行為自体が日本人以外には難しいそうな。当たり前のように出来るから、実感は全然ないけどな。