「やっぱり、こうするしかないよな……」
再び浴槽に入り、上から逆さにした蓋を被せる。この蓋を浴槽の床だと思わせるんだ。幸い、液体は光の屈折率を変えてくれる。多少底が高くてもバレないだろう。ちなみに、元々この蓋は二段構造になっており、片方を本来の蓋として被せてあるので、そこでバレる心配はない。
問題があるとすれば、俺の方だ。蓋がきっちりハマっているので、俺の所の水だけを抜けば空気は確保できる。だが、俺は一切動いては駄目だ。呼吸も最小限にし、極力動かないようにしなければ、この小さなスペースはすぐに崩壊してしまう。
「やっぱり、隠すものがないと恥ずかしいですわ」
「今さら何を言っておるんじゃ」
「そうですよ。加奈たちの仲にそんなもの必要ないかな」
どうやら、戻って来たこいつらは、裸そのままらしい。駄目だ、想像してはいけない。本能を理性で押し殺すんだ。
「さて、誰から洗うかの?」
「加奈は、先に洗いたいかな」
「私もですわ」
「じゃったら、ワシは先に入っておるから、二人で洗うとよいぞ」
「あの、真理……さん。せめて掛け湯をしてから入りませんこと?」
再び浴槽に入り、上から逆さにした蓋を被せる。この蓋を浴槽の床だと思わせるんだ。幸い、液体は光の屈折率を変えてくれる。多少底が高くてもバレないだろう。ちなみに、元々この蓋は二段構造になっており、片方を本来の蓋として被せてあるので、そこでバレる心配はない。
問題があるとすれば、俺の方だ。蓋がきっちりハマっているので、俺の所の水だけを抜けば空気は確保できる。だが、俺は一切動いては駄目だ。呼吸も最小限にし、極力動かないようにしなければ、この小さなスペースはすぐに崩壊してしまう。
「やっぱり、隠すものがないと恥ずかしいですわ」
「今さら何を言っておるんじゃ」
「そうですよ。加奈たちの仲にそんなもの必要ないかな」
どうやら、戻って来たこいつらは、裸そのままらしい。駄目だ、想像してはいけない。本能を理性で押し殺すんだ。
「さて、誰から洗うかの?」
「加奈は、先に洗いたいかな」
「私もですわ」
「じゃったら、ワシは先に入っておるから、二人で洗うとよいぞ」
「あの、真理……さん。せめて掛け湯をしてから入りませんこと?」