「信じて待ちましょうよ」
「まぁ、それ以外俺たちに出来ることはないしな」
まぁ、何となく、そろそろ出て来そうな気がするけどな。さっきから、順番にホイホイ終わらせているしな。
「隼さんは、一体どんな試練を受けているんでしょうか?」
「さぁな?とりあえず、とんでもない内容だとは思うけどな」
あの隼のことだ。他の誰よりもめんどくさいことになっているだろう。
「早く出て来いよな」
別に、隼が負けたりするとかは思ってはいない。むしろ、ある意味で誰よりも心配無用だ。
しかし、それにしても遅いと思う。俺の推測だと、隼が鏡の中に入ったのは、加奈たちよりも早いはずだ。
「湊さん、もしかして隼さんは……」
「加奈、そんな弱気になる必要はねぇよ。あの隼だぞ?そう簡単にやられるかよ」
「あたしもさすがに心配です。いくら何でも遅過ぎじゃありませんか?」
「お前らそんなに心配か?一応、今すぐ呼び戻す方法もあるが?」
「早くやってください!」
即答ですか。でもこれ、俺が恥ずかしいんだよな。元々演技は苦手なんだが……仕方ないか。
「あ~あ、どこかにこの美少女の助けになってあげられる優しい男はいないかなぁ」