「よう、『俺』」
何もない真っ黒な空間。上下左右の感覚も曖昧な世界に、俺ともう一人の『俺』がいた。
「いや、話しかけても無駄か」
この『俺』には、話が一切聞かない。なぜなら、こいつが鏡に映った『俺』だからだ。本来は、俺の動きをそっくりそのまま真似る鏡に映った姿。それが意思を持って暴走したのが今回の敵……つまり、あの『俺』だ。ちなみに、他の五人もそれぞれ『自分』を相手に戦うことになるだろう。
「いきなり襲ってこないところを見ると、少しは知性があるのか?」
通常、こうなった場合はこいつら一方的に攻撃してきて、それを倒さないといけないのだが……どうやら、『あいつ』がさらに余計なことをしたのかもな。
「そっちからこないなら、こっちからやっちゃいましょうか?」
といっても、返事は返ってこないのだろうが……。
『待てよ。そう焦ることないだろ?』
「喋れたんだな」
『莫迦め、俺様が話せないはずがないだろう?』
「だったら、最初から喋れよな」
いちいち、確認がめんどくせぇんだよ。本当に、こいつは『俺』なのか?
『フッ、漢は言葉を必要としないからな』
「言ってる割に、言葉は達者なようで」
何もない真っ黒な空間。上下左右の感覚も曖昧な世界に、俺ともう一人の『俺』がいた。
「いや、話しかけても無駄か」
この『俺』には、話が一切聞かない。なぜなら、こいつが鏡に映った『俺』だからだ。本来は、俺の動きをそっくりそのまま真似る鏡に映った姿。それが意思を持って暴走したのが今回の敵……つまり、あの『俺』だ。ちなみに、他の五人もそれぞれ『自分』を相手に戦うことになるだろう。
「いきなり襲ってこないところを見ると、少しは知性があるのか?」
通常、こうなった場合はこいつら一方的に攻撃してきて、それを倒さないといけないのだが……どうやら、『あいつ』がさらに余計なことをしたのかもな。
「そっちからこないなら、こっちからやっちゃいましょうか?」
といっても、返事は返ってこないのだろうが……。
『待てよ。そう焦ることないだろ?』
「喋れたんだな」
『莫迦め、俺様が話せないはずがないだろう?』
「だったら、最初から喋れよな」
いちいち、確認がめんどくせぇんだよ。本当に、こいつは『俺』なのか?
『フッ、漢は言葉を必要としないからな』
「言ってる割に、言葉は達者なようで」