「「「「「「ごちそうさまでした」」」」」」
「あぁ、もう食べらんねぇ」
「とりあえず満たされたって感じだな」
「加奈はまだいけるかな」
「ワシもまだ大丈夫じゃな」
「あたしもです」
「少しは満足した」
……こいつらは、本当に何かおかしいと思う。胃袋的な意味で。普通、夕食でもないのにそんな入らねぇよ。
「それなのに、体型にはあまり影響がないんだよな」
俺は普段からあまり食べないので痩せ型でも普通なんだが、隼を始めとするこいつらが痩せているのは、何だかおかしいと思う。世の中には食べなくても太るタイプとかいるのに、理不尽だよな。あ、でも、隼は何か肉が付かないから筋肉が増えないとか言ってたな。割と損得なし、か?
「よし、お腹もいっぱいになったことだし、さっそく目先の問題に立ち向かうとするか」
「このままでも、オレは別に問題ないと思うんだが」
「良いわけねぇだろうが。恐らくだが、この世界俺ら以外に人はいねぇぞ」
創られた世界には、登場人物以外に人が存在しない。俺が創る話のほとんどは、登場人物が少ないんだよな。少ない方がホラーは盛り上がるしな。
「いや、それはなくね?」