「そっか。偉いね。じゃあ、さっそく何か作ろうか」
「あ、加奈も手伝うかな」
「おう、よろしく頼む」
「しっかりな~」
普通は、連れてきたお前が振舞うもんだと思うんだけどな……?まぁ、こいつに常識を求めるだけ無駄か。
「さて、全部使おうと思うんだが、一体何を作ろうか?」
「えっ?全部使っちゃって良いのかな?」
「問題ねぇよ。明日のことは明日考えれば良いさ」
まぁ、こことは今夜おさらばするんだけどな。折角の食材なんだ。全部使わないと、もったいないだろ?
「そう、ですね……だったら、お鍋なんてどうかな?」
「鍋か……。うん、それだったら様々な具材を入れても変にならないし、みんなでワイワイ食べられるから、そうするか」
ちょっとメインとして物足りないかもだけど、野菜中心でも何とかなるだろ。
「じゃあ、さっさと作るか」
鍋に雪をぶち込んで、溶かしている間に野菜をどんどん切っていく。雪山であるためか、野菜の鮮度はそこまで落ちていなくて、捨てなきゃいけないようなものはなかった。まぁ、天然の冷蔵庫みたいなもんだからな。
雪が溶けてきたので、次々に野菜を入れていく。こういうヘルシーな鍋もたまには良いよな。