「じゃあ、何だってんだよ?」
「特徴的だったのは、三つだ。一つは、『鬼喰い村』。あそこは、俺の書いた話と、ストーリーがだいぶ違っていた」
「そういえば、何か暴走がどうとか言ってたな」
そう。あの話は、今までと違って、ストーリーそのものにだいぶ違いがあった。芽瑠が、物語が暴走してるって言ってたな。
「二つ目は、『ケムンガ』の最後。あいつは、なぜか『光』を出さなかった」
「それは、お前が掃除機で吸い込んだからって言ってただろ?」
「確かにそう思ったんだが……こうとも考えられないか?俺がすべて吸ってしまったと……」
「まぁ、考えられない話ではないけどよ」
俺は、あの時からずっと疑問に思ってたんだ。どうして、『光』がないのか。最初は、掃除機で吸ってしまったんだと思っていたが、実は俺が吸ってしまっていたんじゃないかって。それに、掃除機だとフィルターから『光』が出てきそうだからな。
「そして、三つ目は、前回の『クラーケン』だ。こいつだけは、なぜか『光』にならなかった」
「確かに、今考えるとおかしいよな。いつもは、そのまま『光』になって消えていくのに」
「そこで今回の話になる」
「何でだよ?」