そして、あくまで調理は加奈たちがやってくれたから、こうして気絶せずに苦しんでいるんだ。……ある意味、こっちのがキツくね?
「芽瑠、あれほど作らなくて良いと……」
「でも、私は隼に食べて欲しかった。また、おいしいって言って欲しかった」
「それは分かるが……」
だが、そのせいで、事実隼は苦しんでいるんだ。理由はどうあれ、やったことは反省させないと。
「芽瑠、その気持ちはよく分かる。俺も他人がおいしいって言ってくれるのは、非常にうれしい。けどな、いつも自分の気持ちを優先しては駄目だ。芽瑠が今回やったことは、隼のためじゃない。隼に、おいしいって言ってもらうため……自分のためにやったことなんだ。俺たちは『仲間』なんだから、相手の気持ちを理解してやらなくちゃいけない。分かるな?」
「はい……」
「だったら、これからは勝手な行動はするなよ?」
「分かった」
ふぅ。これで何とか自重してくれるだろう。あとは、隼から伝言聞いておかないと。
「お~い。何か言い残すことはあるか?」
「……今度は、タコに触手プレイを望む……」
『ドスッ』
「ぐはっ!」