「湊、ワシにもやらせてくれんかの?」
「湊さん、お手伝いに来ました」
「何か、やれることはある?」
「みんな焼く気みたいだしさ」
いつの間にやら、みんなここに集まってきていた。お前ら、少しは気配を感じさせろよ。まるで気付かなかったじゃねぇか。それとも、俺が話しに夢中だったからか?いや、それはない……よな?
「お前ら、いつの間に来たんだよ?もう全部食べたのか?」
「いや、楽しそうじゃったからつい……」
「私も、やってみたくなった」
「一応は、すべて食べてきたんですけどね」
いやいや、普通に考えてあの量をこんな短時間で食うやつらなんてそうそういないからな?隼は大食らいだから分かるが、途中で追加を頼みに来たみたいだし、一人でそこまでは食わねぇだろうよ。だとすると、他の誰かが?
「まぁいい。そこまでやりたいんだったら、みんなで一緒にやるか」
どうせ、このままやるはめになっただろうから、先に提案しとく。これも、周りに合わせることで仲を保つ者として必要な行動だ。隼だと、そうそう自分の主張を曲げないしな。
「じゃあ、軽く手本を見せるから見てろよ?まずは、油を引いて……」