あとは、芽瑠が枯れ葉を持って来れば……。
「湊、これだけあれば足りる?」
うん、今のは絶対に来ると思ったわ。どうしてみんな、こんなにタイミング良く出て来れるんだ?もしかして、最初からチャンスを窺ってるとか?……いや、こいつらに限って、そんな変なことはしねぇか。
「十分だ。しかし、よくこんなに集めて来れたな」
「向こうの方に、枯れ木がたくさんあったから、下に落ちてる葉っぱを拾って来た」
そうか、それでこんなにねぇ。……って、ちょっと待ておい。現実世界はともかく、この世界では、今は夏のはずだぞ?どうして、そんなに大量の落ち葉が出るほど木が枯れているんだ?地球温暖化だとしても、さすがにおかしくねえか?
「湊、これはどうすればいいの?」
「あ、あぁ、そうだな、そこら辺にまとめて置いておいてくれ」
まぁ、ここは現実世界とは違うんだし、おかしくはない……のか?いや、やっぱおかしいよな。この『クラーケン』だって、倒したのになぜか光にならないし……。いったい、どうなってんだ?
「湊、あとはどうするのじゃ?」
「えっ?あぁ、そうだな……。あとは火を点けて……って、しまった……」