真っ暗で何もない寂しい空間。そこに、俺と隼はいた。ここはどこだ?どうして俺たちはこんなところにいるんだ?……駄目だ。思い出そうとしたら、頭痛がする。
「み、なと?……どこだここ?」
「あ、気が付いたのか。それがさ、俺もよく分からなくて。ただ、気が付いたらこんなとこに」
「そもそも、オレら何してたんだっけ?」
「それがさ、俺もよく覚えてないんだ」
「けっ、使えねぇな」
「その言葉、そっくりそのまま返してやるよ」
『両方とも、使えない存在だと思いますが?』
「「誰だ!?」」
サッと振り返ると、そこにはネネがいた。
「お前、何でここに!?ってか、ここはどこだ!?」
『その二つ、結構矛盾した質問だと思いますけどねぇ』
「いいから、さっさと答えやがれ」
『やれやれ。これだから下等生物は……。良いですか?ネネが特別に答えてあげますと、ここはそこの下等生物でリーダーの脳内です』
い、意外とあっさり教えてくれるんだな。ってか、俺の脳内?って、それこそ何で隼とかネネがいるんだ?
『『ご主人様』には、ネネの他にもたくさんの『下僕』がいます。ネネは、その内の一人の力を借りて、こうして日々他人の記憶から情報収集しているわけです』