「単純な話、隼はお前らがかわ『ゴスッ』げふっ!?」
な、何だ?いきなり腹に衝撃が……?いったい何が……。
「湊……それ以上は、言うな……」
「隼、お前生きてたのか……?」
「へっ、人を勝手に殺すんじゃ、ねぇよ……」
どうやら、今のは隼が石か何かをぶつけてきたみたいだ。まったく、いくら緊急だからってもうちょっと穏やかな方法を考えろよな。
「隼、お前本当に大丈夫なのか?」
「………………」
どうやら、やっぱり駄目だったらしい。いつの間にか、再び気を失ってやがる。
「まぁ、こいつの根性に免じて、理由は秘密ってことにしといてくれや。どうしても知りたかったら、本人に聞いてくれ」
「そうじゃな。こういうのは自分で言ってこそじゃ」
「まぁ、湊さんがそう言うのでしたら……」
「あたしはだいたい分かりましたけどね。後で隼さんに確認とってみよっと」
「隼を信じて待つ」
どうやら、みんな納得してくれたみたいだ。ふぅ~。正直、すごく恥ずかしかったから、うやむやになってくれて助かったぜ。若干一名気付いたやつがいるみたいだが、そこはスルーしておこう。
ついでに、さっきのやりとりのおかげで、芽瑠が元に戻ってるな。さっきまで、だいぶ怒っていたみたいだけど、何とか治まってよかったよ。あの状態の芽瑠は、おっかないからな。