「隼さん、ここらであたしにもかっこいい所見せてください」
あの、詩穂さん?その人、全然活躍していませんから。俺らの前でもかっこいい所見せてませんから。
「そういえば、こやつはどうして光を残していかなかったのじゃ?」
「なはは……。それはな、たぶん……俺が悪い」
「どうゆうことなのかな?」
「いや、実はさ、『ケムンガ』を倒すのに夢中で気付かなかったけど、あのあと、ちゃんと光が出てたんだよね」
「じゃあ、何で今はないんじゃ?」
「それがさ……掃除機で吸い込んだんだと思う」
「「「「「えぇっ!?」」」」」
珍しく、俺以外の全員の声が揃った。まぁ、無理もないわな。だって、それぐらいのことを俺はしたんだから……。
「みんな、本当にごめん!」
「……別に、もういいかな」
「えっ?」
今、何て言った?
「今回は、湊さんが頑張ってくれたんだし」
「そうじゃな。それに、危険を察知できなかったワシらも悪いんじゃしの」
「隼を助けてくれた」
「まぁ、オレ一人だったら、おそらくわけも分からず……」
「ということなので、今回の件は水に流します。あ、もちろんあたしも、恨んでなんかいませんから」
みんなが、暖かい言葉をかけてくれる。良かった……本当に良かった。