「んしょ。意識のない人間とは、中々重いのぉ」
「当たり前だろ?おんぶとかする時なんかでも、自然と自分の体重を支えているからな。だから、あんまり重さを感じねぇんだ。でも、意識がないと、そうすることも出来ない。それに、四方に伸びてるから、持ちにくいしな」
「な、何か、いきなり饒舌になったのぉ」
「まぁ、俺も隼と似たようなものだしな」
「み、湊も、変態なのかの……?」
「いや、あれほど酷くはねぇよ」
「じゃあ、どうゆうことじゃ?」
「知識を披露したいんだよ。自分が知ってて相手が共感してくれるような話をな」
「そうじゃったのか」
「でも、どうしてそんなこと知ってるのかな?」
「まぁ、今時は、いろんなところから情報が入ってくるからな。それに、これでも俺は看護師志望だからな。一応、医療関係のことは、ある程度知ってないとな」
「湊さんって、看護師になりたかったんですね」
「わ、悪いか?」
「いえ。湊さん、優しいから、似合うと思いますよ」
「あ、ありがと……。ちなみに、隼も看護師志望だったりする」
「何か、裏がありそうかな」
「隼には、おそらく下心がある。やっぱり、早急に直さないと」
おいおい、酷い言い様だな。