「弱点……ですか?」
「そう、弱点。それも、決定的な」
あ、やっぱり、そんな重大な内容なんだな。
『ま、待て。オレ様には、そんな秘密なんかない』
何か、焦ってんな。
「これを見ても、そんなことが言える?」
芽瑠は、自信満々に何か取り出した。あれは……携帯電話?黒光りしている携帯は、どこかで見たことある気がするんだが……。って、あれ、隼のじゃね?
『ハ、ハハハハハ。そんなものが、いったい何の役に立つってんだ?』
余裕取り戻しつつあるぞ?もしかして、芽瑠の読みは外れていたのか?
「その言い方だと、これが何か把握出来てない?」
『ん?ただの『黒い塊』だろ?』
こいつ、本当に分かってないみたいだな。
「分かってないなら、教えてあげる。これはね……『光を発する』ことが出来る」
『……!?』
なんだ?さっきとは打って変わって、激しく動揺してやがる。何があった?
『お、おち、もちつけ。そそそ、そんなことしたって、何にもならないから。無駄なことはしない方が良いって』
いや、まず、お前が落ち着け。言葉がグダグダじゃねぇか。いったい、何がお前を焦らせているんだ?携帯が、そんなに怖いのか?