そう言うのが、一番困るんだよなぁ。
「う~ん、じゃあ『タマ』」
「ワシは、猫ではない」
「じゃあ『ポチ』」
「犬でもないわ!」
「なら、いったいそれは何の耳?」
「これか?これは狐の耳じゃ。ワシは、狐の妖怪じゃからの」
「狐かぁ。こっくりさんだもんな」
「それより早くせい」
「う~ん、そうだ『マリ』ってのは?真の理解で『真理』」
「何故『真理』なのじゃ?理由が知りたい」
「君って、すごくキレイな髪をしてるよね。その髪の色が、『マリーゴールド』って花の色に似てるから、『真理』」
「そうか、そんなにキレイか」
「なっ、そこは別に強調しなくても」
「よし、せっかく湊が考えてくれた名じゃ。今からワシの名は真理じゃ」
「……って、聞いてないし」
「湊、そろそろ主の家に連れていってくれ。腹が減って死にそうじゃ」
「作戦会議じゃなくて、ご飯目的か」
「腹が減っては戦は出来ぬと言うじゃろ」
「たいしたものは用意出来ないけどな」
「それでもよい。さぁ、さっさと参るぞ」
「待てって、そんな急がなくても大丈夫だって」
「何を言っておる。腹が空いたと言っておるだろう。」
「しょうがない、だったらちょっと走るか」