録画ストックから。
HDDから消えてしまう前に、ギリギリみれた。
生観劇いれたら6回目。
井上芳雄の演技力も、どんどん磨きがかかってきたんだなと実感。
いや、ここでの芝居もとてもいいのだけど、10年前だから「男前」要素が多めで、
最近は人間臭さがましてきて、より深みがでてきたと思う。
独特の二重構造になっている彼の声は、
ふつうに喋っているだけなのに和音のような響きがあり、
抑揚をつけて喋るシーンは、歌のようにも聞こえる。
この演劇をみたあたりから、わたしの舞台俳優たちへの興味が爆発したのは。
TVではあまりみかけない人たちが、ものすごくオモシロイ。
演技もうまいし、笑いもおこる。
山内圭哉に注目しはじめたのも、この舞台がはじめだったと思う。
舞台でのおもしろいセリフは、映像では再現不可なものが多く、
だから笑いが起こるんだろうなと、
舞台のセリフを注意深く聞き出したのもこの舞台がはじめだ。
わたしが舞台にどっぷりハマるきっかけになった演劇の一つでもあり、
とても思い出深い芝居だったんだ。
ケラリーノ・サンドロビッチがバンド活動だけでなく、
舞台の世界でこんなに活躍しているのも知らなかった。
わたしが知っているエンタメの世界は、ごくごく一部だったんだなと、
めちゃくちゃ視界がひらけた。
もし演劇に出会わなかったら、今のわたしはなににヨロコビを見出していたのだろうか。
あー、怖い。
名残惜しいが、この映像ともお別れである。
ほんとうに感謝申し上げます。
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2017年
作・演出: ケラリーノ・サンドロヴィッチ
美術: BOKETA
音楽: 秋田茉梨絵
映像(ヴィジュアル演出): 上田大樹
衣裳(衣装): 宮本宣子
照明: 関口裕二
音響: 水越佳一
音楽プロデュース: LADER PRODUCTION
ヘアメイク: 宮内宏明
出演:
井上芳雄、小池栄子、瀬戸康史、松岡茉優、山西惇、犬山イヌコ、山内圭哉、近藤公園、趣里、緒川たまき、山崎一、高橋惠子、生瀬勝久
企画制作: キューブ/シアターコクーン・オンレパートリー+キューブ20th 共同企画
あらすじ:
1963年、第1回東京オリンピック直前の東京を舞台に、都市開発の熱狂とともに奔走する人々の群像劇を描く。高度経済成長と都市整備、オリンピックによる街の変貌が進む中、施設関係者や顧客、元夫婦や家族、関係者たちが複雑に絡み合い、時代の熱気と個人の思惑が衝突していく。時流に乗る者、乗り遅れる者、それぞれの葛藤が交錯し、昭和という時代の光と影を浮かび上がらせる群像劇として描かれた。
▼2017年観劇


