忘れられない瞳 4
Divorce support 周田です。前回の続きです。亡くなったお父様と一緒に、自宅へ戻ると、家は慌ただしくなっていました。お通夜や告別式の準備、会社への連絡、親族がきた時の対応、私達も一度自宅へ戻り、喪服と数日分の着替え持ってきたり・・・準備は色々大変でしたが、お通夜とお葬式はあっという間にすぎていきました。おじいちゃん、おばあちゃんが亡くなってお通夜やお葬式を経験したことありましたが、今回は全く違う経験でした。ほとんど知らないけど、身内。周りは私を知っていて私だけあまり知らない。「あ、、あれが○○の奥さんなのね。」そんな会話が耳に入ったりもしました。私はあの人誰なんだろう?っと思ってもなんだか聞きづらく、お父様が亡くなった悲しみありつつも、モヤモヤの気持ちもありました。お焼香や参列でも全て最前列でしたが、違和感しかありませんでした。多分この違和感はまた元旦那の家に、馴染めてない証拠だったと思います。その度にお父様の、お日様のような暖かく、力強い優しいまっすぐ私を見てくれた「あの瞳」が思い出されたのでした。本当に最後に、私とお父様で瞳で会話したあの光景。その時は「○○(元旦那の名前)を頼んだよ」そう言われたと思っていたのですが、お通夜やお葬式の時にふと思い出しては、「大丈夫だよ」と言われてるような気がしてました。当時は全然わからなかったのですが、脳裏に焼きつく、忘れられないとはこういうことなんだと最近気がつきました。そして。もう5年以上も前のこの出来事ですが、今でも、お父様と瞳で会話したあの光景は忘れられません。不思議なのですが、離婚して元旦那のことは、思い出したくもないのに!何故かお父様の瞳だけは、素直に受け止められてます全く嫌とも思わないです。そんなお父様へ、今伝えたいことがあります。「離婚してしまいました。ごめんなさい。」 Day19へつづく・・・