出来事の解釈は自分次第でどうにでもなります。
よい事だと考えればよい事になり、悪い事だと考えれば悪い事になります。

失敗は誰でもあります。そして、失敗をプラスで考えるか、マイナスで考えるかによってその後の歩みが変わることは、誰もがわかっています。

ただ、わかっているけれどできないから苦しむことになります。

失敗からの立ち直りに時間をかけると、その後の取り組みに影響が出てきます。ですから、少しでも早く、失敗から逃れなければなりません。

特に
「自分の力ではどうしようもない。」
「もう、限界かもしれない。」
「やっぱり、私ではだめなのかもしれない。」
などと、自分に向ける自己否定する言葉は、問題解決しようとする自分に不安を抱えたり、未熟さを感じたりする時によく使われます。

これらの言葉を自分に向けると、脳は、自分すべてを否定してとらえていると勘違いしていまいます。

そのため、次に起きる出来事に対しても、
「こんな自分では、うまくいくはずがない。」
「また、失敗するかもしれない。」
「私には、できない。」
と、自信がもてない自分を作り上げてしまいます。


しかし、これは、今の自分から見ているだけで、広い視野をもち有能になった自分の判断ではありません。

自分の可能性を自分自身が奪い取ってしまいます。


成長は、変化の結果になります。変化は学習によってもたらされます。この学びは、強い衝撃や繰り返しによって行われます。

ただ、この学び方は、過去の体験や経験に基づいて身に付けているものですから、無意識のうちに自動的に行行われています。

「自分はだめだ。」「できない。」と繰り返し自分の言い聞かせることで、あたかもそれが真実のように自動的に働くようになってしまいます。


つまり、自らの学び方を変えない限り、いつもと同じパターンで失敗することになります。
失敗することを学ぶように自ら方向づけしているようなものです。


つまり、何を学んだかということだけでなく、どのように学んだかということが、大切になります。

肯定的に学ぼうとしているか、それとも否定的に学ぼうとしているかによって、自分の可能性を自ら作り出すか、奪うかの違いになるということです。


完璧な人間はいません。学び続けて、自らの力を伸ばすしかありません。

この時、自分を否定して学ぶのではなく、自分の可能性を信じて学ぶことが重要です。


自己否定は可能性を奪い、成長を妨げます。

自分の可能性を嘘でもいいから、信じて努力すれば、必ず変化となって表れます。
(脳が「できる自分だ。」と錯覚すればいいのです。)

そして、自己否定せず、可能性を信じて肯定的に取り組む学び方は、ストレス緩和に大きな影響を与えます。(自分を否定することほど、ストレスを大きくすることはありません。)




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