褒めることは、大事だということは、誰もがわかっています。でも、なかなか褒められないという人がいます。
 厳しく育てられた人は、人参を目の前にぶら下げられた馬のように常に新しい価値観を目の前にぶら下げられ、いつも走らされています。そのため、今の自分では「だめだ。」という価値観が根強く身についています。
 そのため、子どもに対してもなかなか今の姿を認めることができず、「ここまで、頑張らなければだめ。」「この程度ではだめ。」などと言ってしまいます。
 子どもは、「どれだけ頑張っても、褒めてもらえない。」という気持ちを強く持ち、自信をもつことがなかなかできません。
 子どもは、少しでも頑張ったら、その頑張りを褒めてもらいたいと思っています。
 それは、大人からすると些細なことかもしれませんが、一生懸命に変化しようと頑張っているのです。
 その頑張りを褒めることができず、自分の価値観に合った時に褒めたり、褒める視点が子どもの褒めてもらいたいこととは別の事で褒めたりすることになってしまいます。
 
 褒められても、こどもからすると何となく違和感を感じ、褒められた気分にはなりません。
 
 子どもが褒めてもらいたいと思っていることと合った内容を褒めたならば、とても充実感を感じることになります。

 褒められたいと思った時の子どもの様子をよく観察し、目で訴える姿やちょっとしたしぐさから、何となく感じる「褒めてもらいたいそうだ。」という感覚を磨くしかありません。

 そう思ったら、褒めて確かめます。

 そして、褒めた後の子どもの様子を観察します。

 これでよかったかなと振り返りながら、その子の褒めてもらいたいときのしぐさを見つけ出します。

 この努力をするだけでも、子どもにとって嬉しいことになります。

 それは、自分目線から子ども目線に変わるからです。

 子どもは、素直に自分の気持ちを表現できるとは、限りません。
言葉に頼らず、子どもから受け取る感じ方を大切にしながら、目の前の子どもと向き合ってみてはいかがでしょう。