現在の教育現場には、様々な課題があり、その課題解決のために力を注ぎ、大変な疲れやストレスを感じている教職員が多くなっています。そのため、教職員のメンタルヘルスの重要性が叫ばれるようになってきました。
文部科学省の諮問機関である教職員のメンタルヘルス対策検討会議が今年3月に最終まとめを出しました。
その中で予防措置としてセルフケアの促進が述べられています。
多くの人は、自分なりにその解消法をもっています。例えば、運動したり、本を読んだり、買い物をしたり、飲み食いしたり、愚痴を言ったり等解消法は様々です。
それですっきり解消する人もいれば、なかなか解消されないと嘆く人もいます。
ストレスの大きさによっては、なかなか解消されないのかもしれません。
ただ、私は、ストレスそのものをもっと理解することが重要だと考えています。
多くの場合、ストレスが起こる原因を追求し、その原因を取り除けば、ストレスが消えるという考え方をし、問題解決に当たることが多いように思います。
この方法だと、原因を特定するための時間、原因を取り除くための時間が必要となります。原因がストレスを起こした相手にあるとするとそれを変化させることはかなり難しいことになり、解決できないということになります。
そもそも、その原因があれば、誰もがストレスを感じるかということです。
ストレスを感じる人もあれば、ストレスを感じない人もいるとすれば、その原因は、ストレスと感じる自分に原因があるということになります。
つまり、ストレスの原因を外に求めているうちは、解決できないということです。
ストレスを生むのは、実は、自分の価値観や価値基準なのです。
自分の中に原因があるのですから、自分自身を変化させる必要があります。
長年培ってきた自分の価値観や価値基準を変化させることは、容易ではありません。かなり抵抗があります。だから、ここから目を反らそうとします。これは、自分を守ろうとする無意識の抵抗です。
また、ストレスは感情そのものです。
簡単に考えれば、その感情そのものを変えれば、ストレスにはならないということです。
これらのことから考えると、ストレスを感じた時の対応の仕方がとても重要になります。
ストレスを感じる時には、多くの場合、自分の価値観と感情と共にいます。そして、その感情から相手を責め続けます。これは、自分を守るために無意識のうちに行われます。相手を責めて自分を守るのです。悪いことでもなければ、よいことでもありません。ただ、自然に行われるということです。
こんな時、相手を責めることなく、
①自分のどんな価値がストレスを作り出したのだろうと自分を見つめてみる。
②体のどこにそのストレスを強く感じるのだろう。
と、自分自身を見つめてみるのです。
今までとは異なった見え方、感じ方ができるはずです。
自分から少し離れて、自分を見る・・・・・こんなことができれば、今までのように相手を責め続ける自分ではなくなります。
常に刺激を受けて、反応している私たちです。
反応を起こす自分の中にある価値観を見つめることが、ストレス緩和に役に立つはずです。
一度試してみてください。