新しいことを始める時は、できたときのイメージを浮かべていることが多いでしょう。そして、それが実現した時の嬉しい感情も一緒になっています。
 新しいことを始めようとしたきっかけは、何かを変化させたいと思ったことがきっかけとなっているはずです。その変化をした後の状況が嬉しい状態になっているから始められるのでしょう。

 でも、始める前にいくつかチェックしておく必要があります。
・本当にその変化は、子どもにとっていいことなのか。
・それを変化させるだけの力をもっている自分なのか。
・変化させることで、どんな影響を回りに影響を及ぼすのか。(子ども同士の関係、保護者との関係、他学級との関係など)
 自分ではいいと思い込んでいるはずですから、きっとチェックしてもよい結果しか浮かばないかもしれません。

 ここがポイントです。常に自分の立場で考えている自分はないかチェックが必要です。

 一度第三者の立場で、見てみようとする必要があります。
例えば、人に相談するというのもその一つです。相談するときっと自分とは違うやり方を発見したり、足りない考えが発見できたりします。これはよりよい取り組みを生み出す機会になるのですから、とても有効です。
 しかし、なかなか相談する人がいないとこれは、できないことになります。
 こんな場合は、自分のイメージ力を利用することができます。

 始めようと意気込んでいる自分を十分イメージし、その自分から着ぐるみを剥ぐようにその場から離れます。
 そして、目の前で活躍している自分をイメージします。その自分と周りの様子を観察します。
 その観察を十分にして、活躍している自分が与えている影響が自分や周りにとって本当によいものかどうかを疑ってみます。
 疑ってみても何も問題がないと思うかもしれませんが、十分に回りの状況を観察しながら、考えてみます。
 
 十分観察した後、その観察している自分をその場においておき、次に別の場所に第四の場に立ちます。
 その場に立つと、第三者にいる自分をも観察することができます。本当に冷静に判断していただろうかと疑ってみます。他の場も観察してみます。活躍している自分、周りの様子などを観察します。

・本当にどの子も受け入れようとしているのでしょうか。
・本当にどの子にも役立つことになっているのでしょうか。
・受け入れた結果が本当にどの子にもプラスになっているのでしょうか。
・その後の姿は本当に仲間関係や個の能力を伸ばすことにつながっているのでしょうか。
 など様々なことを考えてみます。

 そして、自分の決断がそれよかったのかどうか考えてみます。ここまでくるとかなり客観的に自分を見ることができます。新しい発見もできるはずです。これだけのことをするとかなり客観的に自分を見つめることができます。
 このように今の自分からちょっと場所を変えるだけで、かなり自分自身を眺めることになります。

 常に冷静でいられる自分ではありません。子どものためだと思った瞬間に冷静になれなくなっている自分を発見することも大事なことです。

 夢中になってしまうと、やりすぎてしまうこともあります。新しく始めようとしている事が本当にどの子にも役立つ手だてになっているのかを見極めることができれば、必ず個々への対応も丁寧になっていきます。
 この判断がなかなかできないのが私たちです。