子どもは、失敗をすることが多いはずです。その失敗を失敗にするのか、それともその失敗から学びを生み出すかは、本人よりもそれを支える周りに人々の扱い方で決まってしまう。

 「だから、言ったでしょ。私の言うとおりにしないから、失敗するのよ。」
 「ほら、失敗したでしょ。止めなさいと言ったのに、きかないからよ。」
これでは、自信がもてません。

 「このことをどう思う?」と子どもに問い、「どうすればよかったのかな?」と考えさせれば、子どもなりの思いを語ることができます。
 その語りは、きっとこちらの思っていることと似ていることが多いと思います。でも、これをこちらが言うか、子どもが言うかでは雲泥の差です。
 子ども自身の内なる声は、自覚に基づいています。しかし、外からの声にはそれがありません。

 ですから、内なる声から出た言葉ならば、「よく気づけたね。」と内なる声に拍手を送ることができます。これが、子どもの自信につながります。失敗しても恐れることがなく、学びの機会にすることができるのです。

 叱ったり、怒ったりする場合の多くは、こちらの思い通りにならない時です。子どもですから、こちらの思う時間内にできることは少ないと思います。また、思い違いをしていて寄り道をすることもあります。

 しかし、それも私たちが通ってきた道ではないでしょうか。子どもが起こした結果で判断するのはなく、結果に至るまでの経過を知ることで、結果を生み出した原因を見つけることができます。
 そして、気づかせる何かを発見することができます。
・「どこで間違えたのかな?」
・「どう考えたらよかったのかな?」
・「なぜ、失敗したのかな?」
色々な発見があるはずです。子どもと一緒に考えることで子どもは、安心して結果を見つめることができます。
 焦るのは、こちらの都合に合わせられない子どもの姿を見た時です。全てこちらの都合です。子どもには、何の罪もありません。