悩みを抱えていたり、失敗したりすると、次々起こること出来事に対しても冷静に対処できず、その気持ちに引きずられてしまうことがある。気持ちを切り替えて次のことに早く取りかかることができれば、とても楽になるはずなのにそれができないで苦しむことがある。「気持ちを切り替えて次のことをしよう。」と声をかけてもなかなか切り替えられない子どももいる。どうすれば、切り替えが早くなるのだろう。
 悩みや失敗を心の深い部分においているとなかなか切り替えることができない。つまり、「私はだめだ。」「どうせ、私にはできない。」「何をやっても私はうまくできない。」などと自分そのものがだめだ(深い部分)と考えているとなかなか立ち上がれない。
 特に子どもは経験も少なく、できないことが多いはず。できなくて当たり前と考えればよいが、他者から過度の期待がかかるとそんなことは言っていられない。できなければならない自分とできない自分の狭間で苦しんでしまう。
 この自分そのものがだめだと思っている枠を外さない限り楽にはなれない。
 「本当にいつもできない自分なの?」「できないことばかりなの?」などと自分の考え違いに気づかせ、「できない時も、できる時もあるんだ。」「これはたまたまできない時だったんだ。」と思わせる。そして、次は「できるかもしれないし、できないかもしれない。」「いつもできないわけではない。」「やってみないとわからない。」となれば、気持ちも楽になる。
 ただ、子どもとの信頼関係がなければ、この言葉も通じない。また、冷静に話せる状態にないときは言葉そのものが入らない。子どもをじっくり見つめ話ができる機会をとらえ、「あなたを信じているよ。」「あなたはそんなあなたではない。」という思いと共に心を込めながら話せば、必ず伝わる。
 悩む子どもからできるだけ早く解放し、気持ちを切り替えて新たな気持ちで挑戦する子どもにしたい。