落ち着いた環境の中で学習することが子どもの学習の効率を上げることになる。騒がしいところでは集中力を欠き、なかなかじっくりと考えることもできない。「静かにしなさい。」と注意するのもそのためである。しかし、この静かさの程度の感じ方が教師によって異なる。「多少騒がしくても元気なクラスがいい。」と考えていても、人が話をする時には私語をせず、集中して聞ける学級にしておくことは最低必要である。
 人の話に反応して話し出すことはよくある。反応を楽しみながら話を進めることもよくある。しかし、反応して話し出したことでどんどん自分の世界にのめり込んだり、反応した仲間の話題に乗って話し手の話題から逸れたりすることがあると収集がつかなくなる。これでは、話したいことが子どもに伝わりにくくなる。
 教師の話術によってうまくコントロールできることは確かであるが、これを磨くには経験が必要となる。
 話術のうまさとは別に子ども自身に聞く力を付けるという構えをもって話すことは、教師だからこそできることだと思う。それをせず、話したいことを一方的に話しているうちは未熟だと考えたい。

・他事をしないでいるか。私語はないかを確認する。
 (音が出ない状況にして話す。静かになるまで待てないで話すかどうかで静けさが違う。)
・声や音が出る場合は、出ない状況を作る手だてを打つ。
 (静かにして聞く姿勢ができている子を褒める。静かになるまで待つ。「静かにしなさい。」と小声話す。静かにする合図を送る。静かにしながら仲間に注意する方法を教える。等)
・聞き手が話を聞く構えができているのかを確認しながら話す。
 (話をしながら聞き手の聞く構えに気を配る。話を途中で切る。途中までの話の内容を確認する。話をしながら注意を促す。聞き方のよい子を褒める。合図を送りながら話す。等)
・話し終わったときに評価をする。
(話しやすかったと話す。言い直しをさせる。挙手で確認をとる。返事をさせる。質問する。等)

 話術を磨くよりもまず、これだけのことができる教師になりたい。

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