私たちは教材研究をし、ねらいを明確にして授業を進めようと努力する。
 その教材研究を通して自分のしたいことを明らかにして授業を進めていくことが多い。

 この時に忘れがちなのが、学級目標や学校の教育目標。

 したいことだけではなく、その時々の子どもの姿のイメージをもつことが大きな鍵となる。(一場面を切り取ったときの子どもの姿)

例 理科の導入の一場面
・子どもを前に集めて事象を提示する。(教師がしたいこと)
 <子どもがどんな姿で集まってくるのか。>
  ×仲間が見えなくても平気でいる子
  ○仲間が見られるように配慮する子(連帯・協力)
  ○早く前にきて静かに事象を見ようとする子。(自主)
  ×近くの友だちと私語をする子。
 ※この×には、事象を見せる前にみんなが見える位置につくことや静かに集まることの指導が必要となる。
 <何を見ようとしているのか>
  ○見つけたことを発言する。(創造)
  ○仲間の発言を聞き、自分の考えを述べようとする。(連帯・協力)
  ×発言せず、黙って聞いている。
  ×仲間の意見を無視して自分の考えだけを述べようとする。
 ※この×には、事象の見方や発言の仕方などを教える必要がある。

 ○の子どもが少しでもあれば、事象提示して授業を進めることはできるが、この場に合った子どもを育てたことにはならない。

 ここでの指導は、学び方の指導でもある。
つまり、授業を作ることは、子どもを育てることに他ならない。

 この場面を切り取るきめの細かさが授業の質を上げることにつながる。
(4,5月に作り上げていくと後が楽になる。)