1学期も1ヶ月を過ぎたこの時期に聞く姿はどの程度まで高められただろうか。
切り替えの早さや子どもの姿から育ち具合を見ることができる。
<聞く体勢>
・書き終わったら、よい姿勢で先生を見る。
・席についたら、よい姿勢で先生を見る。
・作業がここまでできたら、よい姿勢で先生を見る。
・グループで結論を出したら、よい姿勢で先生を見る。等
☆このように「聞く体勢」を整える約束がはっきりしていること。
学習活動のあらゆる場面で使えるようにしてあるとよい。
☆「よい姿勢」の形が学級の共通のルールとしてどの子も分かっていること。
これは学級作りをする前提条件とも言える。
そして、この「聞く体勢作り」に向かう姿は、学級の質を見る決め手となる。どんな姿を見せるかがとても楽しみである。
・全員が揃うまで待てる子
・友だちが早くできるように手伝う子
・待てない子に注意をして声をかける子
こんな子を見つけたら、「こんな子は、学級みんなで頑張ろうという子だ。」「こんな子が多くいると仲良しの学級だ。」と子どもたちに伝えたい。
そして、次の姿を見つけたら、「相手を思いやる優しい姿だ。」と子どもたちに話したい。
・声を出さないで待っている子
・みんなは準備ができたかなと周りの様子を気遣う子
・困っていることを確かめてから手伝う子
・声を出さないで注意をする子
聞く体勢が整っていないうちに、自分のペースで事を進めてはだめ。
じっくりと全体をながめながら、うなずいたり、「ありがとうね。」「優しいね。」「もう少しだからね。」などと小声で話しかけたりしながら、子どもと一緒に全員が聞く体勢を作るまで待つ。
遅れている子が、「待たせて悪いなあ。」という気持ちで少しでも早くしようと努力できるようにしたい。
ここで、「遅い。早くしなさい。」などと叱ってしまう教師をよく見かける。このような言葉かけは、教師の指示で動く子どもにしていることになる。これを続けると子どもたちは仲間に働きかける努力をしなくなる。叱ることで他の子どもの育つチャンスを教師が奪っているとすれば、もったいない。
せめて、遅い子を見つけたら、側に行き手伝うくらいの姿勢を見せたい。子どもはそんな教師の姿勢を見ている。