授業反省で子どもを生かすという言葉をよく聞く。子どもを生かすということをどのように考えているのだろう。

 私は、子どもを生かすことは学習内容に関わる子どもが表出した言葉や行動や作品などを学習内容の高まりに合わせてうまく使うことだと思う。

 分かりやすいのは、体育で見本を子どもが見せることや図工や家庭科・生活科などで子どもの作品を紹介すること

 「○○さんのこんな所を参考にするといいよ。」
 「ここまでできたのは、こんな取り組みをしたからだね。」
 「この作品のよさはどこだろう。」
 などと子どもに話しかけるときに作品を利用することがそれに当たる。

この技能だけでなく、見方や考え方、学習姿勢でも同じである。このように考えるとどの教科においても子どもを生かすことができる。

「これって、子どもに教えること?子どもが見つけたり、考えたりすることじゃないの?」
と、思う教師の発言に時々出会う。

<例> 
T このグラフからはこんなことがわかるでしょ。
 ※グラフを読み取ることが子どもの学習

T 塩が水に溶けていくときの様子をよく見るともやもやがみえるでしょ。
 ※現象の中にある事実を発見するのが子どもの学習

T 今日の勉強をまとめると○○ということです。分かりましたか?
 ※今日の勉強を自分なりに整理するのが子どもの学習

 「教師は偉いんだ。」「教師が教えてやるのだ。」などと偉そうな顔をして子どもに話しているが、これはおかしい。
子どもの学習の機会や力をつける機会を奪っていることに気づいていない。また、単に知識を教えているだけで、子どもが発見したり、思考を練ったりする機会を奪っている。

 教師は子どもが分かっていく道筋に合うように整理をしたり、より明確にするために切り返しの発言をしたり、支援することに徹しなければ、子どもを殺すことになる。

 教師が子どもを生かし切れない時は、教材研究不足の時が多い。

 本時の授業のどの場面でどのような発言や動きや作品など表出したものを使えるかを探っていく努力がなされていない。
そして、授業の中での新たな発見も見えてこない。
 「そうか、子どもはこんな考え方をするのか。」
 「今日の授業では、あそこであの子を指名すれば質が高まったはずなのに。」
 「なぜ、あの発言を使えなかったのだろう。」
などと授業に現れた子どもの姿を振り返ることで授業の質は高まっていく。 

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