私は祖母から認められたいという要求が強くなっていくと同時に周りからも認められたいと思うようになりました。今までのびのびと自分がしたいことに熱中してましたが勉強に精を出すことにしました。私のクラスには4人、四天王と呼ばれる頭が飛びっきりいい男の子達がいました。その中の一人が夏休み課題を80ページやってきたのを見て(私も真似すれば凄いと褒めて貰えるだろう)と思い翌年の夏に60ページやりました。自分自身勉強が大っ嫌いだし夏休みは遊ぶ事がメインな私にとってはとても辛かったけどそれよりも周り(特に祖母)に褒めてもらうことが何よりも大事でした。褒められるために頑張ってた勉強がいつの間にか楽しいものに変わってました。今まで分からなかった解けない問題がスラスラとける。自分は天才だと錯覚する日々。明らかに前よりも成長してました。それは私の親も言ってました。そのおかげで周囲から慕われるようになりました。しかし、それからがすごく地獄でした。自分は地頭が言い訳ではないので賢い人よりも倍勉強しなければトップには入れない。トップに居続けるにはこの先ずっと努力しなければならない、でも必ずしも努力が実る訳では無い。暗闇をずっとあるいている気分でした。そこからSNSで現実逃避をしたりうちにこもり気味になったりしました。何故か分からない焦燥感。しまいにはテストで悪い点数をとると死ぬとずっと本気で思っていました。周りとの比較も辞めないし、ずっといらいらしてましたし、苦しかったです。母がよく言う「○○ちゃんすごいね」がすごく嫌で母からその言葉が出ると耳を塞いでましたし、怒っていました。母から出る名前の子に嫉妬心も湧きました。このまま一生誰かの後ろで生きていかないといけないのかななんて考えてました。つづく…