フランスに住んで(日本といったり来たりだけどさ)
もはや、もうすぐまる3年を迎えようとしている今日この頃。
留学当初、フランスに足を踏み入れたときは、
何でもかんでもおいしかったな~と
思うのですが、
最近はフランス生活が日常となってしまうと、
てんで感動の少なくなってしまったワタクシ。
(そのぶん、
日本のティッシュやトイレットペーパーの柔らかさや
肉の薄切りやケーキの柔らかさに
いらん感動をするようになってしまった(笑))
そんな、やさぐれちまったオレの心を、
がっつり矯正する、このコーナー
「なんてことないスーパーや街で再発見!」の
フランスの手軽においしいもの
を紹介していこうと思います。
まずは栄えある第一回。
3,4年前から出回ってはいたんだけど、
ここ最近、スーパーMonoprixなどで、
プロモーションを大々的にしているクッキー。
その名も
「Michel&Augustin Petit Sables」
なんでもこのMichelさんたち、
もともとはお菓子屋さんでもなく、メーカーさんでもなく、
エアフラやクラブメッドなどの企業の
マーケティングなどのシゴトについていた人。
Augustainさんにいたっては、
あまりのパン好きが高じて、
シゴトを辞めて、
ブーランジェおよびパティスリーの
CAPおよびBEP(中卒、高卒にあたる職人の国家資格。)を
とってしまったとか…
どこの国にも、
自分の情熱で
第二の人生で、シゴトを代える人々って、いるのね!
ちょっと勇気の出た、番長なのでした。
そんでもって彼らは
パリ中の1200をこえるパン屋さんのパンを食べまくり、
1400種類以上のバゲットを食べ比べたとか…
そして、
2004年に最初の「パリのパンのガイド」を出版し
今ではパン評論家と同時に、
おいしい粉ものを開発中だとか。
(おお、フランスの粉番長、あらわる!)
そのホームページもふるっています。
http://www.vivelepain.fr
そんな彼らとその仲間達が
開発をしたクッキーは
数年前から出回っていたのだけど、
なんだか薀蓄(うんちく)がいっぱい書いてあって、
パッケージが子供っぽかったのと、
小さい箱の割にはお高かったので
なかなか手の出ない品でした。
(たまたまお土産で買っていったときに
「あら、おいしいわよ、コレ!」と思った、というわけ。。。)
が、このたび、
価格も少し安くなって、
バリエーションが増えて再登場した、というわけ。
フランスのクッキー(ガレット)は
バターや粉がおいしいから、
まあそこそこのメーカーも、
スーパーのPBブランドでもおいしいんだけど。。
でもね、
このクッキーは、味付けにもちょっと凝ってて、
バター風味もしっかりめ。
スーパーなどのお手軽おやつのなかでは、
かなりおいしい部類に入ると感じます。
塩バター味なんかは、後からふわわ~んと、ほんのり塩味が聞いてくる。
甘いもの苦手なかたでも、あっさり次に手が伸びちゃうような味付け。
パヴォ(黒けしの実)は、プチプチ食感が楽しい。
練りこまれている量もちょうどよく、甘さもほどよくて、私一番のお気に入りです
そのほか、
アペリティフにもいい、ガレット・サレ(トマトバジル味とかオニオン味とか)
きび砂糖を使った素朴味のクッキーなど
どんどん開発するのかしら…?? という勢い。