2日の現地調査の様子を報道陣に公開した。建築学会のワーキンググループ約30人は10月29日から現地入り。1916~70年に建てられた建物のコンクリートのサンプルや飛来する塩分の濃度、鉄骨の腐食状況などを3日まで調べる予定。コンクリートや鉄骨の状態を確かめ、劣化状態や保存する場合の方法を来年9月に市に提言する。
ふだんは立ち入り禁止の区域内では、建物のひさしや壁がはがれ落ちたがれきがあちこちに転がる。壁のひび割れや鉄骨のさびも珍しくない。東京理科大の今本啓一准教授(建築材料学)は「いつ倒壊してもおかしくないイメージだ。ここまで傷んだ建物は他になく、貴重な研究資産だ」と話した。